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2013年07月12日(金)更新

​可燃性、不燃性、自燃性

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


週末の金曜日です。今週もいろいろと考えさせられることの多い1週間でした。
 
情報化社会は消費者の選択肢をかつてとは比べようもないほどに増大させました。
いままでと同じようなやり方に安住していては、消費者の支持を得ることが出来ません。
わかっているけれども、変化への一歩を踏み出せない経営者が少なくありません。


稲盛和夫さんの言葉だと記憶しているけど、
経営の変化には「可燃性、不燃性、自燃性」の3つのタイプがあるそうです。


 
「可燃性」の経営とは、周りが変化すれば自分も変わるというタイプです。
しかし、変化した時にはすでに周りはもっと変化しており、
常に後追いの経営になってしまいます。
 
「不燃性」はおわかりだと思います。変わろうとしない経営です。
これは決定的にアウト。変わらないことの方が圧倒的なリスクです。
こういう経営者と話しているとため息が出てしまいます。
 
3つ目が「自燃性」です。自ら進んで変化する経営のことを指します。
自燃性の経営は、はたから見ると常に変化していると映りますが、
本人たちはどうしたらいいのかを考え、行動に移しているだけなのです。

変化そのものが常態なのです。
 

素晴らしい経営をされている経営者にお会いすると、
誰しもが正解を持って経営に取り組んでいるわけではなりません。
自分がいいと思っていることを一つひとつ実行に移しているだけのことです。
 
ただし、非常に謙虚であるという共通点がありますね。
人の意見に耳をきちんと傾けるのです。

その上で、自分の信念に基づいて行動に移しています。
行動の基本軸はお客様の支持以外の何物でもありません。

自ら本気で腹をくくらなければ状況は動き出しません。