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2013年04月22日(月)更新

「心棒」は「辛抱」の元

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

3月下旬に出版した「小さくても光り輝くブランド」で、
ブランディング事例のひとつとして「ちゃんこ巴潟」(東京都墨田区)を取り上げました。

ここのちゃんこ鍋は4種類あるのですが、どれもおいしい。とくに塩ちゃんこは絶品です。


 
その巴潟の社長であり、女将の工藤みよ子さんから
出版パーティの数日後にうれしい手紙をいただきました。
過分なお褒めの言葉もいただき、少し恐縮しています。

手紙をブログに掲載することのご了承をいただきましたので、写真を載せます。
 


巴潟さんはいまもブランディグのお手伝いをさせていただいているのですが、
2年前に半年以上の時間をかけてミッションづくりに取り組みました。

工藤社長はそのミッションが出来上がり、社員に向けて発表する会で
ミッションのことを「心棒」と表現したのです。
 
そして、少しニュアンスは違うかも知れませんが、
工藤社長は発表会で「心棒があるから辛抱できる」といった内容のお話しをされました。
 

僕もこの「心棒」という言葉が気に入り、本の中でも巴潟さんの紹介の見出しに
「3代目を継いだ時に決意した新しい心棒づくり」と書かせていただきました。
 

ところで「心棒」とは何でしょうか。
調べてみますと、「車輪・こまなど、回転する物の中心となる棒」のことだそうです。

他にも、集団やその活動の中心になるものという意味もあります。
「一家の心棒」なんて言いますからね。
 

巴潟さんだけではなく、すべての会社や店には「心棒」が必要です。

僕も会社を経営をしていていつも感じるのは、先のことは誰にもわからないということ。
予想もしない思わぬことも起きれば、
ぎゃあと思わず声を上げたくなるような場面もあります。
 

でも、心棒があればちょっとやそっとでは経営は崩れません。
社員も軸があると少々の波風でもついてきてくれます。

つまり、心棒があるから「辛抱」できるです。


そんなことを再確認させてくれた工藤社長からの手紙でした。
工藤社長、ありがとうございました。
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