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2013年04月10日(水)更新

クローズアップとロングショット

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

「人生はクローズアップで見ると悲劇だけど、ロングショットで見ると喜劇です」
 
これは英国の映画俳優で監督の「チャールズ・チャップリン」、愛称チャーリーの言葉です。


 
チャップリンの両親はチャリーが1歳のときに離婚、
その後父親はアルコール依存症で亡くなり、母親は精神に以上をきたし、施設に収容されました。
 
どん底生活を余儀なくされたチャップリンは、4歳違いの異父兄シドニーと孤児院や貧民院を転々。
生きるために床屋、印刷工、ガラス職人、新聞やマーケットの売り子とあらゆる職に就いたといいます。
 
俳優として成功してからも、ファシズムを批判した作風が赤狩りの対象となったり、
アメリカから国外追放されたり、ゴシップをめぐりマスコミの餌食になったりと、
チャップリンの人生は必ずしも順風満帆ではありませんでした。
 
しかし、彼の作品には常にユーモアとペーソスがあり、貧しいものや弱いものへの深い愛情が感じられます。

それを支えていたのが、冒頭の言葉ではなかったかと思うのです。
 

瞬間的には悲劇にように感じることも、長い目で見れば喜劇、
あるいは自分だけは悲劇のように思えても、多くの人とのかかわりで見れば喜劇

チャップリンの言葉はそんな大事なことを教えてくれます。
 

「人生」を「経営」に置き換えてまったく意味は同じ・・・そう思いませんか?
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