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2013年11月22日(金)更新

群馬県上野村の鍾乳洞「不二洞」に行ってきました。

「小さくても光り輝くブランド」を支援しているクエストリーの櫻田です。
 
仕事でいろいろなところに行く機会があります。
しかし、鍾乳洞に入るとは思いませんでした。
何か前回の「ワインツーリズム山梨」に続いて紀行ブログのようですが・・・・。
 
群馬県の南西部の多野郡に上野村という人口1,300人ほどの村があります。
群馬県で最も人口が少ない自治体で、平成の大合併のときに合併をしないという宣言をしました。
仕事のご縁があって今月の12日(火)に上野村を訪問しました。

上野村→http://www.uenomura.ne.jp
 
遠そうに感じるかもしれませんが、
東京駅から高崎駅まで上越新幹線で約1時間、そこから車で1時間半、
合わせて2時間半で到着しますから思ったよりも近いのです。
道路も整備されていますし、快適な小旅行気分でした。
 
上野村の魅力は何と言っても豊かな自然です。
総面積の94%が森林であり、古くから良質の木材の産地として知られ、
江戸時代徳川幕府の天領となっておりました。
 
この頃より「木地師(きじし)」と呼ばれる人たちが在住し、
いろいろな木工製品を作っていたそうです。(下の右の画像は木地師の墓)
いまでもこの伝統を受け継ぎ、村には多くの木工家が在住して木工製品を制作して販売しています。

  

さて、この上野村には不二洞と言う鍾乳洞があります。
洞内の延長2.2km、関東一の規模を誇ります。

鍾乳洞の入り口は頑丈な鉄の扉で塞がれており、開けると奥へ奥へとつながっており、
まるでタイムトンネル、胸が震えました。

  
 
鍾乳洞というと高校の修学旅行で行った秋吉台を思い出しますが、
この不二洞は縦穴式の鍾乳洞です。

洞内は大きく複雑で鍾乳石の大きな柱がそそり立つ大殿堂や、
やっとくぐりぬけられる小さな支洞など、まさに見どころ満載。

平成4年には新支洞が発見されるなど、 多くの支洞が複雑に発達し、
いまなお全貌を現さない迷宮型の鍾乳洞です。

  

約1200年前の平安時代からその存在が知られていましたが、
いまから400年ほど前、藤原山吉祥寺の僧、中興開山上人が始めて最奥部まで足を踏み入れ、
この洞窟を世に広めました。その後は修行の場として利用されていたそうです。

   
 
そのため洞内45か所には仏にちなんだ名称が名付けられています。
それがまた何とも言えない雰囲気を醸し出しているのです。
もうすっかり気分はインディ・ジョーンズでした。
 
こんな仕事ならいくらやってもいいなあ。
もちろん上野村には不二洞以外にもいくつもの価値のタネがあります。
それを見学しながら、もしかしたら上野村とご縁が深まるかも・・・と期待しています。