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2012年08月06日(月)更新

気持ちが楽になる言葉・・・「So What」

「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。
 
ジャズの帝王「マイルス・デイビス」が作曲した名曲のひとつに「So What」があります。
1959年のアルバム「Kind of Blue」の1曲目に入っていますね。



「マイルス」は1926年生まれですので、
このアルバムを発表した時は33才ですが、すでに帝王の片鱗を感じさせます。
 
ジャズに興味のない方にとってはどうでもいい話かもしれませんが、
「Kind of Blue」の「So What」はまるで会話を交わしているような演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=DEC8nqT6Rrk

「ビル・エバンス」のピアノと「ポール・チェンバース」のベースのひそひそささやくような演奏で始まります。
 
そこに「マイルス」のトランペットが「それがどうしたんだ」とクールに加わります。

さらに、サックスの「ジョン・コルトレーン」と「キャノンボール・アドレイ」が参加して、意見を言い始めます。

最後は「やっぱりどうってことないな」とつぶやくように終わる。・・・こんな感じですね。
 

ジャズの話は別として、英語で「So What」はよく使われます。

日本語に訳すと、微妙なニュアンスがありますが、
「誰も気にしないさ」「どうでもいいじゃない」「それがどうした?」といった感じでしょうか。

状況に応じては突き放したような「だから何なの?」という強いニュアンスになるかもしれません。
 
経営は迷いの連続といってもいいかもしれません。
わかっていても、周りの条件や環境のせいにしたくなります。

自分には向いていないと思ってもおいしい話にはどうしても心が動きます。
自分に対する批判的な情報には気持ちが折れそうになりますよね。
 

そんな時にちょっとつぶやいてみてください。

「So What」・・・「誰も気にしないさ」「どうでもいいじゃない」「それがどうした?」

ちょっとだけ気持ちが楽になると思いますよ。

できれば「やっぱり自分の道はこれだよな」というぶれないことの確認も忘れずにね。
 
ちなみに「So What」は「マイルス・デイビス」の口癖だったようです。
帝王といわれた男にも迷うときがたくさんあったんだろうなあ。
 
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