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2012年11月20日(火)更新

こういうのがスタイルということなんだな


「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
PCに保存されている7年前に行ったイタリアの写真を
ちょっと探し物で、チェックしていると下の画像に目が留まりました。





この画像、まるで映画のシーンのように
いま思い出しても、撮影した情景が浮かびます。
 
場所はトスカーナの古都「シエナ」のカンポ広場です。

ヴェネチアからフィレンツェに移動して、2日ほどのんびりと過ごし、
急に思い立ってバスに乗って日帰りでシエナに行った時のことです。
 
1月の中旬でしたが、風がほとんどなかったので暖かな穏やかな日でした。

広場の陽だまりのベンチに座り、ぼんやりしていたのですが、
その時に鮮やかな赤のコートが目に飛び込んできました。
 
ゆったりと杖を突きながら歩いて来て、タバコをくゆらせて物思いにふけっていました。

おそらくかなりご年配の地元の方か、
観光で近くのホテルに泊まっている方だと思うのですが、しばらく見とれてしまいました。

そのときに「こういうのがスタイルということなんだな」と思ったのを覚えています。
 
いまでもイタリアのシエナというとこのシーンを思い出します。
7年経ちますが、記憶の中にぽんと放り込まれて居心地良く住み着いています。

ご年配にもかかわらず、赤のコートをカッコよく着こなしている男性だけではなく、
イタリア、シエナ、カンポ広場というロケーションが一体となって
幸せの記憶のスタンプになっているのだと思います。

変ないい方かもしれませんが、こんな風に「ブランディング」出来たらなあと思います。