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2012年01月18日(水)更新

当たり前の中に「価値のタネ」が眠っている!

「第25回ブランディングセミナー」の詳細が下記の通り決まりました。

特別ゲスト講演は朝霧重治氏です。朝霧さんはいま話題の“COEDOビール”を作っている
株式会社協同商事・コエドブルワリーの代表取締役社長です。

先日お会いしてきましたが、ブランディングに取り組まれている方にとっては、まさに必聴の講演になります。

さて、今回のセミナーのテーマは「眠っている価値を掘り起こせ!」。

ブランディングプロジェクトでいつも感じることは、
外部から見ると素晴らしい「価値」があるのに、身近だと気が付かないと言うこと。

いつもやっていることなので当たり前過ぎるんでしょうね。

“ウチの会社にブランドにつながる価値なんてものがあるのかねえ”と言う声に対して、いつも答えるのは、
“価値がないところはありません。気が付いていないだけのことです。
価値はじっと眠ったままですよ。そろそろ起こしましょう”と言うこと。

青森県八戸市に“せんべい汁”と言う郷土料理があります。

南部煎餅の“かやき煎餅”を使い、醤油ベースの鶏や豚の出汁で
ごぼう、きのこ、ネギ等の具材といっしょに煮立てたものが“せんべい汁”です。
不思議な食感がクセになる美味しい料理です。

200年も前から食べられてきたこの“八戸せんべい汁”を
一人でも多くの人に食べてもらい、全国ブランドにして町おこしをしようと
2003年に旗揚げされたのが“八戸せんべい汁研究所”です。

所長の木村聡さんのお話をあるセミナーで聞く機会がありました。

“八戸せんべい汁研究所”の活動に対して、地元の反応は冷ややかだったそうです。
“だーも、せんべい汁たべるがー”(せんべい汁なんか誰も食べたがらないよ)。

さらには“せんべい汁何かでアピールするのは恥ずかしい”
と言う声さえも聞こえてきたのです。

他から見ればユニークで新鮮に感じられる“八戸せんべい汁”ですが、
地元から見るとあまりにも当たり前過ぎてそれに光を当てることに抵抗があったのですね。
しかし、B1グランプリへの出場ををきっかけとして“八戸せんべい汁”はブレイクしました。

いまや八戸を代表する郷土料理として広く知られ、地元の八戸も注目を集めるようになりました。

“八戸せんべい汁研究所”の当初の目的通り、八戸の町おこしの推進力になったのです。
これと同じような事例は会社や店にもたくさんありますよ。

どうしたら、眠っている価値を掘り起こすことが出来るのでしょうか。
掘り起こす前に、“価値のタネ”を見つけるにはどうしたらいいのか、
その具体的なシナリオを今回のセミナーでご紹介します。

3月7日(水)、ぜひご予定ください。



第25回ブランディングセミナーのご案内

■日 時:3月7日(水)13:30~18:00
■会 場:東京国際フォーラム(G-408)
■テーマ:眠っている価値を掘り起こせ!


★特別ゲスト講演:
朝霧重治氏 ?協同商事 コエドブルワリー 代表取締役社長 兼 CEO

新たなポジショニングで、新しい市場を切り開いたCOEDOビールのブランディングに迫る!


詳細とお申し込みはこちらから→http://www.questory.co.jp/
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