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2011年03月03日(木)更新

主婦の店「さいち」の佐藤社長をお招きして

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

昨日、「第23回ブランディング・セミナー」を東京国際フォーラムで開催いたしました。

セミナー会場風景

30名を超える方々にお集まりをいただき、本当に中身の濃いセミナーとなりました。
ご参加いただきました皆様に心から感謝申し上げます。

今回のテーマは、「絆がブランドを強くする」でした。
第1講座は弊社のマネージャーの岡本が「「顧客との絆が深まるとファンが生まれる」と題して、
第3講座では私が「社員との絆が深まる燃えるチームが生まれる」と題して講演を行いました。

二つの講演の間の第2講座は仙台の奥座敷と言われる秋保町にある
主婦の店「さいち」の代表取締役の佐藤啓二社長をお招きして特別講演をしていただきました。

さいちさん

参加された方々がまさに引き込まれた90分間でした。
簡単にはまとめられないくらいたくさんの経営のヒントが詰まった講演でした。

厳しい経営環境の中で、時流対応と言う名のもとに
ブランディングの軸がどんどんぶれていく店や企業があります。
要はうまい話、儲かりそうなことに引きずられていくのです。

事業の目的は「社会への貢献」です。
それを実現するためには利益が必要であり、
貢献した結果の対価として利益をいただけると言うことが真理です。

しかし、売上や利益を目的にした経営は簡単にぶれていきます。
そして業績不振の理由をまわりのせいにしたがります。

佐藤社長は「最初から何もない私はぶれようがない、景気が良かろうが悪かろうが
自分の目の前のことをしっかりとがんばっていくしかなかった」と語っていました。

佐藤社長を支え、励ましたのはお客様のお声です。
しかもお褒めの声ではなく、お叱りの声も含めてです。

「お客様の要望は天井知らず、だからもっといいものを作ろう」と語る佐藤社長。
「さいち」さんの社内には、
「とにかく良いものを造る。拡売、利益はその後必ずやってきます」と書かれた紙が貼られていました。

貼り紙

愚直と言う言葉がありますが、ミッションにに基づき、
軸をぶらさずに、ひとつの道を進化させていく経営こそ、
ブランディングの神髄だと実感した佐藤社長の講演でした。

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