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2010年09月13日(月)更新

映画「小さな村の小さなダンサー」を観る

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

先週の土曜日に銀座シネスイッチで「小さな村の小さなダンサー」という映画を見ました。

小さな村の小さなダンサー
画像は「小さな村の小さなダンサー」の公式サイトよりお借りしました。

この映画は、自由を求めて中国から米国に亡命した
元バレエダンサー、リー・ツンシン氏の自伝を映画化したものです。
7年前に発表され、ベストセラーになった原作のタイトルは「Mao's Last Dancer」、
邦題は「毛沢東のバレエダンサー」です。

監督はブルース・ベレスフォード氏。1989年に公開された「ドライビングMissデイジー」の監督です。
制作チームは、実在のピアニストの半生を描いたオーストラリア映画「シャイン」のスタッフです。
主演のリー役には、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、ツァオ・チー氏。
となると期待せずにはいられませんが、やはり期待以上の映画でした。

小さな村の小さなダンサー②
画像は「小さな村の小さなダンサー」の公式サイトよりお借りしました。

ストーリーはネタばれになるので書きませんが、
印象に残ったのは、旧ソ連の名ダンサー、ミハイル・バルシニコフのビデオを見て、
バレエの魅力にとりつかれるシーン。これで本格的にバレエの道を歩んでいくことになります。

それと時の権力者、江青女史がバレエを観るところです。「踊りは問題ないようでしたが、
なぜ銃や手榴弾を使わなかったのですか?政治的な意図はどこにあるのですか?」
と関係者に尋ねるシーンも印象的でした。
その後、江青女史好みに演出されたバレエはこれぞ中国というバレエでした。

バレエには個人的には興味はないのですが、
主役を演じるツァオ・チー氏が躍る映画のバレエのシーンはすごいですよ。
まさに人が空を飛ぶような舞台です。最後のシーンでは思わず涙が出てしまいました。

亡命して29年、現在49歳のリー・ツンシン氏は
バレエのパートナーと結婚し、オーストラリアで暮らしています。

亡命をテーマにしているため、中国では上演禁止になっているようですが、
インターネットで多くの中国の方が見ていると思います。

「小さな村の小さなダンサー」公式サイト
http://chiisanadancer.com/index.html

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