大きくする 標準 小さくする

2010年04月13日(火)更新

作家井上ひさしさんと「わかめ」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

作家の井上ひさしさんが9日に肺がんで亡くなりました。
最近名前を耳にしないなあと思っていたら突然の訃報でした。

僕自身は、熱心な読者ではありませんでしたが、初期の頃の、
「ブンとフン」「手鎖心中」「青葉繁れる」などを学生時代に読んだのを覚えています。
子供の頃、夕方夢中になって見た「ひょっこりひょうたん島」も井上ひさしさんの作品です。

広告や販促物のコピーを書く仕事をしていた頃に読んだのは、「私家版日本語文法」という本でした。
たぶん自宅の本棚の奥に眠っていると思います。

井上ひさしさんで覚えているのは、揮毫を頼まれると
「むずかしいことをやさしく/やさしいことをふかく/ふかいことをゆかいに/ゆかいなことをまじめに書くこと」と書いたそうです。
なぜこのことを覚えているかと言いますと、
弊社の行動精神の「ユーモアと好奇心と遊び心を忘れずに」につながるなあと
思ったからです。

ところで、歌舞伎座の斜め前に「岩手銀河プラザ」という岩手県のアンテナショップがあります。
今日たまたまその前を通りかかると、十数人の中学生たちが
「吉里吉里で採れたワカメを買ってください」と大きな声をあげて、手作りのチラシを配っています。
ジャージーに水色のハッピを着た中学生の一団です。ハッピには「吉里吉里中学校」と書かれていました。

吉里吉里2

そういえば、井上ひさしさんの小説に
「吉里吉里人(きりきりじん)」というのがあったなあと思い、思わず店内に入りました。
聞いてみると、吉里吉里中学校は「吉里吉里人」の舞台となった
岩手県上閉伊郡大槌町に本当にある町立の学校で、
修学旅行で東京に来た時に大槌町の特産品「わかめ」の体験販売学習をしているのだそうです。

吉里吉里1

これも何かの縁かなと思い、試食をして見るとこれがおいしい。「わかめ」1袋500円を購入しました。
夕方、先週ベトナムに行ってきたメンバーの報告会があるのですが、
この「わかめ」をワインでいただきながらやろうと思います。
本棚の奥の「私家版日本語文法」も引っ張り出してみよう。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

left  right

―――――――――――――――――――――――――――――

クエストリーのメンバーのブログです

left  right

left  right

left  right