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2010年01月18日(月)更新

新潟の「古町糀製造所」を訪問しました

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

作家、川端康成氏の代表作の「雪国」の出だしはこういう一文から始まります。
“国境のトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。”
先週の金曜日に、新潟に出張に行った時の情景はまさにこの小説の通りでした。

ちなみにこの小説が発表されたときに、“国境”の読み方は
“こっきょう”か“くにざかい”で論議があったそうです。
川端氏は明確にしていないようですが、個人的には“こっきょう”がふさわしいと思っています。

今回の出張の目的は2月17日(水)に開催する第21回ショップブランディング・セミナーの
特別講演をお願いしている㈱和僑商店の葉葺社長に、
今回のブランディング事例の「古町糀製造所」でお会いすることです。

葉葺社長
㈱和僑商店の代表取締役 葉葺正幸さん

セミナーを別にしても、一度に「古町糀製造所」を見たかったのですが、
ちょうど葉葺社長もこの日に東京から新潟に行っているとのことでしたので、お伺いしました。

お店は新潟駅からタクシーで15分ほど行ったところの古町通2番地、
かつては隆盛を誇った商店街でしたが、ジワリジワリと衰退を繰り返し、
数年前から活性化の計画が動き出しているところだそうです。

「古町糀製造所」のことは、2009年7月17日、2010年1月12日のブログでも書きましたが、
現代の生活からは消えてしまいつつある「糀(こうじ)」をドリンク、アイス、スイーツに商品化し、
昨年7月に新潟の繁華街から離れた商店街に店を構えました。

お店に着くと、さっそく“糀・柚子”の甘酒をいただきました。
冷え切った体に甘酒の温かさがしみ込んでいきます。おいしかったあ。

「糀」の可能性を世に問う「古町糀製造所」の試みは、多くの「糀」ファンを生み出し、
さらに大きな可能性を秘めたうねりとなりつつあります。

需要の少ない商品を、立地条件の良くない場所でショップ展開をするということは、
相当に緻密で念入りなシナリオがないと成功しません。

それを可能にしたのは、㈱和僑商店のミッションです。
経営理念:「日本人で良かった」と感じる瞬間をカタチにすること
ビジョン:会社、店の活動そのものが、社会の再生に直結する

㈱和僑商店のミッションや古町糀製造所の立ち上げのプロセスを、
葉葺社長から新潟でじっくりとお聞きしてきました。
特別講演のテーマは「ミッションが新しいマーケットを創造する」です。
必聴の講演ですので、ぜひご予定ください。

古町糀製造所
●所在地:〒951-8063 新潟県新潟市中央区古町通二番町533番地
●TEL:025-228-6570
●ウェッブサイト http://www.furumachi-kouji.com/

第21回ショップブランディング・セミナー
日時:2月17日(水)PM13:00~18:30(受付12:30)
会場:東京国際フォーラム 5階G505会議室
テーマ:生き残るブランド力


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