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2010年01月10日(日)更新

奇跡のリンゴの木村秋則さんの講演会

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

今日の午後2時から、立教大学の公開シンポジウムで
「奇跡のリンゴ―自然の摂理から学ぶ農と教育」と題した木村秋則さんの講演会がありました。

定員500名の講演会でしたが、かなりの人が集まると思い始まる40分ほど前に会場に行ったのですが、
何とメイン会場はすでに満席、2階の別会場で映像で講演を聞くことになりました。
主催者の話では1,000名近くの方が集まったそうです。

木村秋則
 写真は木村さんのホームページからお借りしました。
 木村秋則オフィシャルホームページ http://www.akinorikimura.net/


ご存知の方も多いと思いますが、木村さんは、絶対不可能といわれていた完全無農薬、無肥料による
リンゴの栽培を10年近く収穫がゼロになるなど苦難の道を歩みながら、成功させた方です。

1年ほど前にある方から、木村さんの話を教えていただき、すぐに「奇跡のリンゴ」を購入し読みました。
そのすさまじい話に、強く心が揺さぶられ、
ぜひ一度話を聞きたいと思っていたのですが、今回やっとかないました。

ステージに立った木村さんは、なぜ自然栽培のリンゴ作りに入っていたのかを語り始めました。

そして、農薬、化学肥料を使わざるを得なかった農業の現実と
それがもたらした弊害についてスライドを使いながらわかりやすく説明してくれました。

農地の生産力を上げるための土壌改良による環境汚染
自然栽培米、JAS有機栽培米、農薬・化学肥料使用栽培米の腐敗度の違い
農家が使う農薬・化学肥料がガス化して大気汚染につながっていること
創り手と使い手と助け手の関係について考えさせられる話でした。

木村さんは講演で「植物は人間の優しい言葉を待っている。聞く耳を持っている」、
生活の糧となる田んぼ、畑、収穫物を心から愛して、感謝する気持ちを
忘れてはならないと繰り返し語っていました。

「奇跡のリンゴ」の本には「ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに巡り合う」と書かれていますが、
木村さんの講演でその言葉の意味が実感出来ました。

講演会が終わり外に出ると、夕方近くとなり寒かったのですが、心はじんわりと温かい日曜日でした。


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