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2009年02月26日(木)更新

身の回りにある宝物

こんにちは、クエストリーの櫻田です。

昨日、構想日本の主催するセミナーに行ってきました。
テーマは、「地場産業ルネサンス ~もう自分で始めるしかない~」

セミナーの資料には次のように書かれていました。
「金融の打撃が小さかったにもかかわらず、
日本経済は欧米以上に落ち込んでいます。
外需」頼みのツケでしょうか。もはや大企業や政府はあてにできません。
自分の町の地場産業をもう一度掘り起こし、強くしていくほかありません。
本来、日本には地域の個性、伝統、産業が強くありました。これをどう生かすか。
地場産業ルネサンスの先駆者にこれまで聞けなかった話を伺います。」

セミナーはとてもおもしろく、小売店の仕事に共通する話でした。

当日の討論者は、次の4名の方々でした。
上治堂司氏(馬路村村長:高知県)
木越和夫氏(箸匠せいわ会長:福井県)
福田弘平氏(烏山和紙会館館長:栃木県)
藤原俊男氏(株式会社吉田ふるさと村代表取締役:島根県)

4名の方の拠点は田舎です。しかも、半端ではない田舎です。
僕も山梨の田舎の出身ですから、若い時は田舎には何もないと思っていました。
でも、4名の方々が共通して語っていたのは、
「何もないと思っていた田舎には実は宝物があった。
でもそれの見つけ方を知らなかった」

大事なのはモノの見方、考え方ですね。
「いまあるものを使うこと、いまある宝物を生かすこと」
この視点の重要性を4人の方々のお話から強く感じました。

同じように僕が仕事のフィールドにしている小売店にも宝物があります。
「うちには独自性や強みなんかないよ」といわれることが多かったのですが、
昨日の話を聞いて、自信を持ってそんなことはないですよといえます。

「でもうまくいくか自信がない?!」………そんな声が聞こえてきそうですね。
セミナーでどなたかが、こういっていました。
「失敗しても先にやった方がいい、2番煎じはうまくいかない。
もし失敗したとしても次の展開が早くなります」
「遊びから入らないとダメ、うまくいかない」

まったく同感。
出来るかどうかを悩んでいるのならば、まず動いた方がいい。
動けば、よくても悪くても答えが出てきます。
その答えから次の手が考えられます。

自分の宝物を活かすということは、一度でうまくいくはずがありません。
宝物だと思ったものが違う場合だったりもします。
でも、これも行動してみて初めてわかることです。

やるか、やらないかです。

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