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2009年10月24日(土)更新

やるか、やらないか

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

23日の日本経済新聞・夕刊の「学びのふるさと」というコーナーに
エッセイストの岸本洋子さんのインタビュー記事が掲載されていました。

タイトルは「重要なのは、やるかやらないか」。
岸本さんは、高校の佐藤先生にこういわれたそうです。記事から一部を引用します。

「“うちの子はやればできるけれども、やらないだけ”と言う親がいるが、それは違う。」
「勉強というのは“やるかやらないか”だ」
フリーで物を書く仕事を始め、同じ言葉を発する人に大勢出会いました。
「書く気になればいつでも書ける」「本当はもっとすごい仕事が出来る」
目の前の仕事を軽んじ、まだ形にしていない仕事を誇るのです。
聞くたびに佐藤先生の言葉を思い出し、
「自分は絶対に言うまい」と与えられた仕事に徹することを心掛けました。


岸本洋子さんと同じことを、僕は石川洋先生からいわれました。
石川先生は、京都の一燈園(いっとうえん)の創始者、西田天香師の最後の弟子といわれ、
下坐(げざ)行に人生を捧げてきた托鉢(たくはつ)者です。

12年ほど前にセミナーで石川先生にご講演をしていただきました。
終了後に石川先生を駅までお送りすることになりました。
道すがらセミナーを振り返り、僕は先生にこう申し上げました。

「素晴らしいお話でした。でもなかなか実践出来ないんです」
先生は優しい笑顔でこうお答えになりました。
「櫻田さん、心配することはありませんよ。やるか、やらないかですから」

いまでも時々、その時の先生のその言葉を思い出します。
励ましの言葉を期待した僕に、「いいと思うのならば、実践しなさい」という厳しいお叱りの言葉でした。

以来、「やるか、やらないか」という言葉は僕の戒めになっています。


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