大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2018年10月15日(月)更新

靴についての概念が変わりました

今日は久米信行さんの案内で、墨田区の「ヒロカワ製靴」さんを訪問しました。
ヒロカワ製靴さんといえば「スコッチグレイン」ブランドで知られています。

ブランド名から海外製(僕も最初はそう思っていました)と勘違いされることもありますが、
1978年に販売を開始したれっきとした国産ブランドです。



弊社から歩いて7分ほどのところに「スコッチグレイン銀座店」があり、
僕も一足購入し、その履きごことの良さを楽しんでいます。

いつか会社を訪問したいと思っていたところなので、とても楽しみでした。


まずは革の説明から始まり、工場内を製造過程ごとに見学させていただきました。
外注には出さず、ほぼすべての工程を自社工場で行っているそうです。

   
   

木型の製作、革の買い付けと選定、裁断、パーツ製作、
そのパーツたちを組み立てて、ひとつの靴ができあがる・・・

靴ってたくさんの工程から出来上がるんですね。
しかも、機械化できるところと手作業が組み合わさっています。

正直言って、ここまでていねいに作っているとは思いませんでした。

少しでも仕上がりに難があるものはアウトレットショップで販売するのだそうです。
これくらいは履けばすぐに出るようなあと思うようなところなのですがねえ。

   
   

履く人のことを考えぬき、しかもバカ高い価格ではなく、
ちょっとがんばれば買える靴づくりを徹底しているのがよくわかりました。

素材も工程も無駄がないように計算し尽くされています。

黙々と仕事を行う社員さんを見ていると、
靴が好きでないと出来ないなあ、そう思うのです。

  

もうひとつ感じたのは、
いい靴はていねいにメンテナンスをしながら履けば
長い年月が経っても履けるということ。

ちょっと靴についての概念が変わった見学会でした。

久米さん、ヒロカワ製靴さんありがとうございました。

2018年10月11日(木)更新

早く手をつければいいだけのこと

出張明けの今日は午後から大阪のお取引先が来社、
定期発行の情報誌の打ち合わせでした。

それはいいとして、あれこれと固まっている仕事でバタバタ、
とくに昨日が締め切りだった月刊誌の原稿が出来ていない~!


編集担当者さん、ごめんなさい。
出張中も空港やホテルでも書いたのですが、昨日の締め切りに間に合いませんでした。

ということで、朝から原稿をまとめていたのですが、
なかなか集中できない(まあ、言い訳ですが……)


言い訳ついで上書きすると、
細々と書くのは長い原稿(と言っても4200字程度ですが)には向いていないと思うのです。

どうも原稿のユニットとユニットのつながりがうまくいかないのです。

こうなると……モンモンです。

思い切って最初から書き直すか、なんとか組み直しをするかで時間が過ぎていきます。
結果的には後者で書き上げたのですが、思ったよりも時間がかかってしまいました。


そんなことを、原稿をメールで送った後にポツンというと、
早く手をつければいいだけのこと……というメンバーの声、おっしゃる通りです。

実は月一のビジネスサイトの原稿がまだ出来ていないのです。
明日こそはと思いながら、深夜にワインを飲んでいます。

ああ、明日こそは書き上げます、すみません、編集担当者さん。

2018年10月06日(土)更新

粋で洒脱な浅草のあれこれ

浅草って奥が深い街です。

今日は監査役を承っているNPO法人「学びの市場」の講演会に参加しました。

講師は、明治20年創業の東京・浅草の「大黒家天婦羅」の4代目の丸山眞司さん。
粋で洒脱なお話をお聞きしました。

ちなみに「大黒家天婦羅」の社長は女将の奥さま、ご自身はご隠居、ご子息の専務は若旦那、
こういう表現にこだわるところがまずはつかみでした。


いくつか印象に残っているのをまとめておきます。

明治維新で外国の音楽が入ってきたけれども譜面が読めない。
譜面が読めたのは上野の東京音楽学校(現在の東京藝術大学)、

というわけで、日本でいち早く外国音楽が演奏されたのが上野だったわけです。
そういう文化が上野から浅草に降りてきて、浅草オペラに発展していったとのこと。


ごま油で揚げるのが天婦羅、菜種油で揚げるのは揚げ物
だから、関西のは天婦羅ではなく揚げ物です。


講演会の後は風呂敷のワークショップ、こちらの興味深い内容でした。

終了後の交流会は何とも景色のいいお店、
ビール2杯でいい気持ちになりました。

2018年10月05日(金)更新

縁は異なもの、味なもの

三連休前の週末の金曜日はぐずついた天気でした。

連載原稿、講演データ、新規の提案書など仕事が重なっています。
ちょっとまいったね状態です。でも大丈夫この仕事が好きだからね。

来週の講演データがほぼまとまったときに
ビルの上のフロアの会社の知り合いが顔を出してくれました。

数週間前にお話しをいただいてはいたのですが、
移転に伴い、椅子を6脚いただくことになりました。

これだけでもありがたいのに、
その椅子を一つひとつきれいに清掃をしてくれたとのこと
この話を聞いただけでもしびれますよね。


そんなわけでお礼も兼ねて(というよりもとりあえずありもの)
社内でいっしょに飲み会、人生あれこれというような話で楽しいひと時でした。

5客の椅子をいただいたからというわけではないのですが、
となり近所という関係は大事だなあと思うのです。

縁というのは黙って近づいてくるのではなく、
しかも名刺交換をすることがつながるものではありません。

個人的には異業種交流会という言葉には軽い吐き気を覚えます。

異業種との交流は価値があるのですが、
その背景にお金が見えてしまうと、なんだかなあと思うのです。

直接に顔を見て、面と向かって話して、ああだこうだと言って、
できればお茶(あるいはお酒でも飲んで)でも飲んで
「あなたはこういう人なのね」ということが縁だと思うのです。

この年齢になって、そんな縁の大事さを感じます……やっぱりトホホな自分です。

2018年10月04日(木)更新

バックヤードと事務所のクリンリネス

定期的な朝一番のお取引先でのミーティング、
いつも予測不能な内容になるので、ちょっと緊張します。

今日の話題になったのはクリンリネス、
お取引先は専門店なので売場はいつも清潔できれいです。


でもね、売場のクリンリネスはどこも熱心に取り組んでいるけれでも、
バックヤードや事務所はどうだろうか?そんな話題になりました。

働き方改革が声高に言われるいま、
多くの経営者の思いは、生産性の向上とセットでそれを実現することです。


そのための手段や手法はあれこれと挙げられるけれども、
僕はバックヤードや事務所やトイレのクリンリネスだと思う。

乱雑に置かれた資料、汚れの浮いたテーブル、ゴミの落ちている床……
こういった環境で生産性の高い仕事ができるとは思わない。


経営者は社員の資料探しの時間コストを計算したことがあるのだろうか。
中途半端な経費の削減に手をつける前にやることがあるよなあ。

ましてや人の採用が難しくなったと言いながら、
面接の場所がお粗末では求人のレベルが落ちても仕方ない。


僕は本音でそう思うのだけれども、
なかにはそんな精神論的なことで働き方が変わるわけがないという声もある。

でもね、汚れ乱れた環境で働きたいと思っている人などいるわけがない。
あの手この手の対策の前に、働く環境の整理・整頓・清掃、ここが極めて大事です。
«前へ 次へ»
<<  2018年10月  >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31