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2016年05月16日(月)更新

あらためて、モノの価値って何だろうね  

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 
 
先週の土曜日に、手紙社が主催している「第9回東京蚤の市」に行ってきました。

会場は京王相模原線の京王多摩川駅近くの「東京オーヴァル京王閣」、
普段は競輪に使われているようです。初めて行きました。
 


9時開場で着いたのが11時頃、すでに大勢の来場者でにぎわっていました。
初めてなのでどう見たらいいのか、勝手がわかりません。
とりあえず、一つひとつ出店ブースを見ていきました。
 


どうやらフリーマーケットとは異なり、プロの業者さんが出展しているようです。
並んでいる商品は興味深い。

道端にでも落ちていそうな瓶や空き箱が、会場の独特の世界観の中では立派な商品になります。
しかも、いい値段です。
 
 
時計のムーブメントです。         古い額も売っていました。        

あらためて、モノの価値って何だろうなあと思いました。
「作り手や売り手がモノに付加した価値は、使い手の価値観によって観単にくつがえされる」
そんなことを感じさせられました。
 
 

同時に、その新しい価値を付加するには、提供側の目利きの力が必要だとも感じました。
並んでいる商品の統一感があるブースは、常連さんも多いようでやはり人気です。
 

当日購入したのは500円の糸車、汚れていたので水洗いをしました。
その上にのせたのは600円のサボテン。

糸を巻き取るのに使われていた道具がインテリアになりました。

2016年05月07日(土)更新

音楽の魔法で、平凡な風景が意味のあるものに変わる

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


GWに観たDVDの一つが「はじまりのうた BEGIN AGAIN 」でした。

それほど期待していたわけではないのですが、これが良かったのです。
気持ちがほぐれて楽になるような佳作でした。

監督は第80回アカデミー賞歌曲賞を受賞した『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督、
同作品に続いて音楽をテーマにした作品です。



今回の舞台はNYです。恋人に裏切られ失意のどん底にいた女性が、
友人の強引な誘いで、たまたまバーで歌ったところを聴いたが落ち目の音楽プロデューサー。

ストーリーはこの二人を中心に進みます。

彼女の才能に着目したプロデューサーは、何とか彼女を世に出そうとするのですが、
売れることが優先の大手企業からの難題ばかりが押し寄せます。

しかも、別れた奥さんや娘さんのことも絡みながらストーリーは展開します


これからご覧になる方のためにネタバレになるので、
ストーリーは詳しくは書きませんが、いいなあと思ったのがこんシーンです。

後半で二人がお互いのプレイリストをスプリッタで分け合って、
音楽を聴きながら街を歩きながら、プロデューサーが語るのがタイトルの言葉です。


「音楽の魔法で、平凡な風景が意味のあるものに変わる」、
いかにも映画的なセリフといえばそうですが、音楽好きならば納得できると思います。

音楽だけでなく、これからのビジネスは
平凡な風景を意味のあるものに変える」というコンセプトと仕組みが求められていますね。

「あなたの会社と付き合うと、見なれた風景が違って見える」
そんなことを言われる会社が残れる時代です。


┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「5月度ブランディングセッション」を開催します



わかるようで、いまひとつピンとこない「ライフスタイル」について、
大いにディスカッションしましょう。ぜひ、ご参加ください。
 
◆テーマ
 編集消費の時代は「ライフスタイル」を売る!
     
●日 時:2016年5月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:城丸正 様 株式会社ツールボックス 代表取締役
 
S.H.S(スイートホームストア)はなぜ
ライフスタイルを売ることを目指したのか?

第1部のクロストークには、新潟県新潟市と長岡市でライフスタイル提案を軸として、
家具、インテリア、雑貨の「S.H.S:スイートホームストア」を経営されている
株式会社ツールボックスの城丸正社長をお招きし、
「ライフスタイルを売る」ことの意味とその具体策をお話しいただきます。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー/中野友里惠
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508

2016年05月02日(月)更新

知りすぎているから、その魅力に気がつかない。    

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

大阪に向かう新幹線の車内でブログを書いています。車内はそれほど混んではいません。
旅行者もそれほど多くはなく、仕事らしき人の方が目立ちます。
 
タイトルの「知りすぎているから、その魅力に気がつかない。」
昨日ブランディングクラブの会報の原稿を書いていて感じたことです。


最寄り駅から車で30分、一番近いインターチェンジからでも15分、
里山と水田が広がるのどかな場所に年間20万人が訪れるだんご屋さんがあります。
 
それは新潟県長岡市の「江口だんご本店」です(一度このブログで紹介しました)。

「かまどの匂い」は幸せな記憶のスタンプ
http://questory.keikai.topblog.jp/blog_detail/&blog_id=7&id=446

 


20万人と聞くと、団体客が中心ではと思われるかもしれませんが、
観光バスはお断りをし、わざわざ辺鄙なところに来ていただく個人客を大事にしています。
 
のどかな田園風景に囲まれたおよそ1,500坪の敷地には、
蔵構えの長屋門、古民家を再生した店舗やカフェ、菓子工場が配置されています。

 
同店の経営の軸は「身近にある古き良きものを未来に伝える」、
独特の世界観を持っていますが、この思いは統一をされ、一貫して崩れることはありません。
 
新潟の古民家の再生、伝統のお菓子「笹だんご」へのこだわり、
幻のもち米といわれた「大正餅」の復活をさせたのも、軸である思いを実現するためです。


 
それにしても、なんと落ち着く空間でしょうか?
古民家を再生した店舗の周囲には、里山や水田などの自然豊かな田園風景が広がっています。
 
でも、店舗空間の古民家を再生はしましたが、
周囲の環境は特別に仕立てたものではなく、なんら変わらずに以前からそこにあったものです。


 
江口だんご本店で学んだことの一つは、
当たり前のもので、知りすぎていることは、魅力的に見えないということ。

しかし、価値だとは思えないこれらが、
視点を変えるだけで、実に魅力的な世界に変わります。
 
企業も地域も個人も、足元に眠っている価値をていねいに掘り起こす時代ですね。
 
 
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┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「5月度ブランディングセッション」を開催いたします。


わかるようで、いまひとつピンとこない「ライフスタイル」について、
大いにディスカッションしましょう。ぜひ、ご参加ください。
 
◆テーマ
 編集消費の時代は「ライフスタイル」を売る!
     
●日 時:2016年5月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:城丸正 様 株式会社ツールボックス 代表取締役
 
S.H.S(スイートホームストア)はなぜ
ライフスタイルを売ることを目指したのか?
第1部のクロストークには、新潟県新潟市と長岡市でライフスタイル提案を軸として、家具、インテリア、雑貨の「S.H.S:スイートホームストア」を経営されている株式会社ツールボックスの城丸正社長をお招きし、「ライフスタイルを売る」ことの意味とその具体策をお話しいただきます。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー/中野友里惠
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508
 
 
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