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2014年09月03日(水)更新

「タオルって何?」と問われたら・・・?

「小さくても光り輝くブランドをプロデュース」するクエストリーの櫻田です。
 

9月17日(水)の「第30回ブランディングセミナー」のテーマは「情報編集力の磨き方」です。
そして、第3部のゲスト講演はタオル専門サイト「タオルはまかせたろう.com」を
運営してされている寺田元さん(株式会社京都工芸)です。

 

「タオルって何?」と問われたら、
多くの方が何を当たり前のことを聞くのだという顔をして「拭くもの」と答えますよね。
僕もそうでした。寺田さんの著書を読み、ご本人に滋賀県大津市まで会い行くまでは………。

 
話しは変わりますが、クエストリーのブランディングの手法の一つに
「ローリング」と「リフトアップ」があります。

商品やサービス、店や会社を、他と差別化、独自化するプランづくりで使います。
 
「ローリング」は消費のカテゴリーを変えることです。
同じカテゴリーでは競合がたくさんあるけれども、
カテゴリーを変えることにより、競争から抜け出すことが出来ます。
何気ないことだけど、これが意外と高等技術なんだなあ。
 

先日、取材で訪れて購入した「邪悪なハンコや死にものぐるい」の
ネーム入りハンコは認め印というカテゴリーから抜け出しています。
原稿が進まないときにぺたぺたと捺しているのですが、こうなると気分転換グッズですね。

邪悪なハンコや死にものぐるい→http://www.ito51.com


 
「リフトアップ」は機能や利便性などモノ的な価値を一度手放し、
使う側の体験の価値に持ち上げることです。

カテゴリー変更の「ローリング」が差別化だとすると、
体験価値への変換の「リフトアップ」は独自化です。
 

笑顔創造店舗「COSUCOJI」(埼玉県さいたま市)の事業展開は、
真似できそうだけども、やって見ると意外とチープな感じになってしまいます。

笑顔創造店舗「COSUCOJI」ブログ→http://plaza.rakuten.co.jp/cosucoji/

なぜならば、家族の笑顔と言う体験を提供する強い意思が希薄だからです。
 
オーナーの小杉さんの「家族の笑顔」に対する思いは
真似しようと思っても出来るものではありません。

小杉さん自身の体験から生まれ多ミッションであり、
それを心から味わってもらいたいという情熱が店を支えているからです。
 

実は、このローリングとリフトアップを強く感じたのが、
寺田さんの「タオルはまかせたろ.com」を通じた取り組みです。

もらうもの、量販店で買うものが当たり前のタオルの価値を
ここまで磨き上げた人を僕は他には知りません。

 

タオルは拭くものではないという視点からの「ローリング」、
使った人にどんな体験をしてもらいたいかという「リフトアップ」
これはまさに寺田さんの情報編集力から生まれたものです。
 

ぜひ、「タオルはまかせたろ.com」のサイトをご覧ください。
そして、9月17日(水)に東京国際フォーラムで寺田さんの講演をお聞きください。

タオルがネットで売れるわけがわかりますから………まさに目から鱗ですよ。
 
「タオルはまかせたろ.com」→http://www.makasetaro.com



クエストリー:http://www.questory.co.jp



http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 

2014年09月02日(火)更新

アイデア・ランチミーティング

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

 
昨日は毎月の社内恒例の「アイデアランチミーティング」でした。
本当は8月下旬の開催でしたが、仕事が重なり、昨日に変更になりました。
ふうぅ、何かと忙しいね。
 
このミーティングは、各人が気になる情報を
ランチ(昨日はお寿司でした)を食べながらご披露するもの。

ただし、今回から一つ注文をつけました。

 
それは実際の仕事に生かすアイデアも添えてということ。
そうでないと、アイデアと言いながらも、2次情報の紹介で終わってしまいます。
 
本日の「アイデアランチミーティング」について、
岡本マネージャーが昨日配信のクエストリーの
メルマガ「ブランドの魂」の編集後記で紹介しています。以下は引用です。
 
 
クエストリーでは、月に一度メンバー全員が仕事のタネを持ちよる
「アイデアランチ・ミーティング」があります。
実は今日のランチがまさにその日です。

情報は、本人が意識しないとそのままスルーしがちですが、
常に問題意識を持つと自然の色んなものが目に飛び込んでくるものです。
ただ、メモか何かに残さないと忘れてしますが……(汗)

今回は、ブランドになるためのヒントやコンテンツを盛り込んだ
クエストリーならではの「実践!ブランディングノート」や
社内にある大量の書籍の活用プランなど幅広く出てきました。

もちろん、アイデア出しも大事ですが、
そのアイデアをカタチにする実行力が何よりも重要ですね。

アイデアランチ・ミーティングから
新しいビジネスが誕生する日も近いかも・・・。
 

 
やっぱりアイデアって積み重ねだと思います。
それは画期的なものが出れば言うことはないけど、なかなかそうはいかないね。
 
アイデアの引き出しにしまっておくことが大事です。
何かの拍子に、それが組み合わさってものになった経験がたくさんあります。
 
ミーティングの良さは、誰かのアイデアに自分のアイデアを被せられること。
アイデアは触発させられて磨かれていきます。これがアイデアの肝だと思うなあ。

「へえそうなんだあ」という新しい気付きが毎日あるのはうれしいこと。
新しいことや経験のないことを受け入れる心がなくなったら終わりですね。
 



いろいろ2週間後、9月17日(水)に開催です。



クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 

2014年09月01日(月)更新

インプットよりもアウトプット

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

 
蛇口にコップを持っていき、水を注ぐとすぐにいっぱいになって溢れてきます。
おなじように、情報もインプットするだけでは、すぐにいっぱいになってきます。

満杯になったコップには新しい水は入りません。情報もまた同様です。

 
情報はインプットすることも必要ですが、もっと大事なのはアウトプットです。

無尽蔵のように思える情報の許容量も実は有限です。
だから人には忘れるという能力があるのだと思います。
完全に消去できるわけではありませんが・・・。

 
ところでアウトプットするにはどうしたらいいのでしょうか?
当たり前のことですが、
それは得た情報をどんどん使うことです。

上手に加工しようと思わずに、まずは使うこと。
使っているうちに、その意味と活用方法がはっきりとしてきます。
 
ただし、情報の出所や出典は明確にすること。
あたかも自分で気がついたように語る人がいますが、見る人が見ればわかります。

すぐにはわからなくても、後でわかります。
これは情報の使い方というよりも、人としての資質のことですが・・・。

出所や出典を明確にすることは、情報提供側への敬意の意味もあります。
ある意味ではこちらの方が大事かもしれません。
 
また、悪気はないのでしょうが、
正しいかどうかがわからずに情報の出し惜しみをする人もいます。

でも、正しい情報などありません。
何に対して、いつが正しいのかが問われています。使えば使うほど、磨かれてくるのが情報です。



クエストリー:http://www.questory.co.jp


クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 
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