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2014年02月18日(火)更新

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

あなたの会社の説明パンフレットや商品POP、
HPやブログ、接客トークなどを一度チェックしてみましょう。
わかりにくい専門用語や社内言葉が登場していませんか。

チェックの際に大事なのが、作家の井上ひさしさんの言葉です。


 
2010年に亡くなられた井上ひさしさんは
揮毫を頼まれるとご自身の創作のモットーである次の言葉を書きました。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」
 
一見すると簡単ですが、これが以外と難しいのです。
最初のフレーズも、反対の「やさしいことをむずかしく」になりがちです。
偉く見せようとか、権威性をつけようとするとその罠に陥りますね。気を付けないと・・・。
 
2番目の「やさしいことをふかく」というのもなかなか手強い。
事実の裏側にある物事を支えていることの視点が大事です。
深くは難しいとイコールではありません。読み手に「なるほど」と感じていただくことですね。
 
さらに「ふかいことをおもしろく」これがすごい。
確かにおもしろくなければどんなに深いことでも伝わりません。
子供の頃テレビで見た井上さんが書かれた人形劇「ひょっこりひょうたん島」、おもしろかったなあ。
 

でも、3ついっしょにやろうとするとハードルが高くなってしまいます。
まずは、最初の「むずかしいことをやさしく」。
これだけで、あなたの会社への印象や関心はずいぶんと変わってきますよ。
 
 
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2014年02月17日(月)更新

う~ん、マスメディアは頼りになりませんね。

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

先週末に降った1mを超える大雪で山梨県が大変な状況になっています。
雪国では珍しくないという声もあるかもしれませんが、
せいぜい多くても40㎝程度だった山梨ではとんでも豪雪です。

3日間経ったいまでも、中央高速道路やJR中央線、身延線はいまだに麻痺状態が続いています。
道路では1,000台以上の車が立ち往生したままだそうです。

中心部の町中ではだいぶ雪も除去されつつありますが、
中心から離れた地域や裏通りなどでは、雪との格闘が続いているようです。

 
実は僕の実家は甲府市から車で20分ほどの南アルプス市です。
弟と連絡を取り合っているのですが、スーパーやコンビニは何とか営業を続けていますが、
物量が途絶えている影響で、食料不足が発生中です。店頭在庫だけが頼りのようです。
 
とくに山岳地帯の孤立した町や村では、危機的な状況になっているとの報告が相次いでいます。
それに小さなお子さん、お年寄り、妊婦さん、病気の人がいるご家庭はさぞかし不安だと思います。
人口透析を受けなければならない方はどうしているのでしょうか。

 
しかし、不思議なのはテレビや新聞などのマスメディアが
このニュースをさほど大きく扱っていないことです。
テレビ放送についてはどうも背景にソチオリンピックの放映権の問題があるようです。

詳しくはこちらをご覧ください。ちょっとため息が出てしまいます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140216-00010002-noborder-soci
 

そういう僕も当初はそれほど大雪の実感がなかったのですが、
弟と電話で話して凄まじい状況であるのを知りました。

それをさらにリアルに実感したのがFacebookやブログです。
 山梨には知り合いやお取引先が多いのですが、アップされる投稿や画像をみると、

「これは本当にまずいぞ」と思わざるを得ません。
かといって、駆けつけられるわけではありません。せいぜい投稿をシェアするだけです。
 
スポンサーとの関係を大事にせざるを得ないマスメディアにはやはり限界があるように思います。
詳しくはわかりませんが、NHKについてもやはり大組織の硬直化のようなものを感じます。


その反面、東日本大震災のときもそうでしたが、
今回もあらためてインターネットやSNSの情報の発信力の強さがあります。

もちろん、すべてを鵜呑みにしてはならない危険性もありますが、
即時性や双方向性では圧倒的な強さがあります。

しかも、今週半ばにはまた雪の予報です。たいした降りでなければいいのですが・・・。

ぜひ、「山梨、大雪」で検索して状況をご覧ください。
そして現状を拡散してください。

 
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2014年02月14日(金)更新

「かたよらない、こだわらない、とらわれない」

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
奈良の薬師寺の管主だった高田好胤さんが「空の心の本質」についてこんなことを語っています。



すごく大事なことだと思うのですが、これが奥深く、生半可では理解できません。
頭ではわかっても、身体でわかっているかといわれると・・・?。
 
「かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、
ひろく ひろく もっとひろく これが般若心経 空の心なり」


これってブランディングにも共通することだと思うのです。

 
ブランディングとは「こだわること」とイコールだと思っている人が結構多い。
ところが、こだわると自分のやっていることが特別だと錯覚し始めます。
それが行き過ぎると特別が「特殊」になります。こうなると始末が悪い。
 
どうなるかというと、自分だけが正しいと思い込み始めます。
ブランドとして認めるのは発信側ではなく、受信側です。

ここを勘違いすると不細工なブランドもどきになって行きます。
お客様が「おえっ」ってなっているのに気がつかない。

 
特別な業界だから、特別な仕事だから・・・はっきり言ってどこがと思ってしまいます。
所詮人がやることに特別なものはありません。
自分たちだけの既得権や特権意識を満たしたいがための言葉だと感じてしまうのです。

 
高田好胤さんのいう空の本質はまだ理解できないところがたくさんありますが、
「かたよらない」「こだわらない」「とらわれない」
そして「ひろく、ひろく、もっとひろく」

これってすうっと腑に落ちてきます。まだまだ勉強ですわ。


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2014年02月10日(月)更新

​雪道で車輪が空回りして、抜け出せなくなってしまったときのこと

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

お台場で娘の結婚式を土曜日に無事に終えることができたのですが、
大雪のため自宅に帰ることができず、前日に続いて都内のホテルに泊まりました。

翌日曜日に娘夫婦と会って、車で自宅に戻ろうとしたのですが、雪の影響で道路は大渋滞。
 通常ならば2時間もあれば帰れるところを5時間もかかりました。

後30分ほどで自宅というところまで来たときのことでした。
雪が残る住宅街の道を進んでいると、
車体が雪の固まりに乗り上げ、車輪が空回りしてしまいました。
 

後ろには3台の車が続いています。気持ちは焦るのですが、運転しているかみさんが、
何度もアクセルを踏んでも抜け出せません。

そのとき、近くで雪かきをしていた親娘がスコップを持ってきて近づいてきてくれました。
 
後ろの車からも男性が2名出て来て、皆で押してくれるのですが、車輪は空回りするばかり。
「先ほども2時間以上車が立ち往生していましたよ」と
スコップで雪を書き出している娘さんが言います。
 
隣の車線を後続の車が追い越していきます。
手伝ってくれている人たちも本当はバックして追い越していきたいのでしょうが、
何とかならないかとドロドロの雪道で一生懸命手を尽くしてくれました。

 
20分ほどして、あきらめムードになったとき、
1台の車が止まり、「牽引ロープを持っていますので、引っ張りましょうか」
車の扱いに慣れている方で、てきぱきと作業を進め、あっという間に引っ張りだしてくれました。
 
本当に助かりました。この男性だけであなく、スコップの親娘さん、後続のドラーバーの男性、
みんな泥だらけになりながら助けてくれました。

ありがたいことです。僕もかみさんも心から感激してしまいました。
 
僕も「人のためになることをしよう」「困っている人がいたら手伝おう」と思っていますが、
実際に同じような場面にでくわしたら対応できるかどうか・・・。

でも、今回のことで自分の都合は脇において
できる限りのことはしようと心に刻みました。
 
 
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2014年02月03日(月)更新

真の負け組とは・・・映画『リトル・ミス・サンシャイン』

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
昨日、iPadでダウンロードして観た映画です。
基本は映画館で見る主義ですが、古い作品はそう言うわけには行きません。
レンタルショップに行かなくても、どこにいても、
安い値段で楽しめるのですから便利な世の中になったものです。
 
この映画は、ビューティ・クイーンを目指す小太りのメガネ少女が、
「リトル・ミス・サンシャイン」という子供のミスコンに出場することになり、
父親が運転するポンコツのVWバスで、
家族総出で800マイル先の会場を目指すロードムービーです。


 
あまり期待していなかったのですが、これがよかったのです。
このところいろいろなことがあり、ちょっと気持ちがへこんでいました。
前厄の厄払いも方位除けもやったのに・・・。

でも、この映画でかなりすっきりとしました。
 
この作品に出てくるのが「勝ち組、負け組」という言葉。
いつから使われるように合ったんでしょうかねえ、この言葉。

ホントぞっとするような言葉だと思いませんか。
個人的にはどんなことがあっても使いたくありませんね。
 


ネタばれになるので、詳しくは書きませんが、この家族は世の的には負け組かもしれません。
主役の少女もミスコンでは大変なことになります。

でもね、この子のおじいちゃんが実にいいのです。
とんでもない不良じいちゃんですが。


 
そのおじいちゃんがコンテストに出ることに不安になった少女に言います。

「真の負け組は、勝たないモノのことじゃない。
真の負け組とは、負けることを怖がるあまり挑戦すらしないモノだ。」


しびれるじゃあないですか。
  「勝ち組、負け組」・・・どうでもいいことです。自分が納得できるかどうかです。


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