大きくする 標準 小さくする
次ページ

2011年12月03日(土)更新

「第25回ブランディングセミナー」開催決定!

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

今日のブログは弊社の岡本マネージャーのブログをそのまま転用させてもらいます。

オリジナルはこちらから→岡本亮二「走る!ブランディングマン」
http://wakuwakuman.blog90.fc2.com/blog-entry-148.html



今日、社内のメンバーと3月7日(水)に開催が決定した

「第25回ブランディングセミナー」の打ち合わせをしました。

どんなテーマで、何を伝えるのか!

参加される方たちへ何が有益な情報になるのか!

この点について論議しました。

これまでのセミナーのテーマを振り返ってみても

・第24回 「楽しくなければブランドじゃない!」 (2011.8) 

・第23回 「絆がブランドを強くする」 (2011.3)

・第22回 「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!」(2010.8)

・第21回 「生き残るブランド力」(2010.2)

・第20回 「ブランドの「スタイル」は人がつくる」(2019.11)

・第19回 「“物語”がお店のブランドを強くする」(2019.8)

・第18回 「“価値”がお店のブランドを強くする」(2019.2)

と、中小企業が光り輝くブランドになるための

経営のシナリオを本質から伝えてきました。

また、特別講演に登場していただいた講師陣たちのお話は

本当に素晴らしかったです。

いま思い出してもワクワクします。

自社ならではの独自性を発揮し、ファンに愛されるブランドづくりを実践され、

いまを生き残る経営のヒントがたくさんありました。

【過去の講師陣】
・小杉光司氏(COSUCOJI 代表)
・佐藤啓二氏(主婦の店「さいち」 代表取締役)
・渡辺英彦氏(富士宮学会 会長) 
・葉葺正幸氏(株式会社 和僑商店 代表取締役)
・赤堀正俊氏(Pen boutique書斎館 オーナー)
・瀧勝巳氏(メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社)
・久米信行氏(久米繊維工業株式会社 代表取締役)


次回の「第25回ブランディングセミナー」でも

これまで以上に参加者の方々がワクワク、やる気のでるセミナーを目指します!

もちろん、私も講演します(笑)

詳しい内容は、決まり次第随時お伝えしますね!

乞うご期待!


 

2011年12月02日(金)更新

作り上手の伝え下手

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。

今週の月曜日に、「フードスタジアム」主催の経営戦略セミナーで、
ブランディングのことを話す機会をいただきました。
参加者の多くは飲食業界の方々。レストランや飲食店を経営されている方や、
そこにお酒や食材を納めている会社、マスメディア関係の方々だったたようです。

フードスタジアム:http://food-stadium.com/

第1講座を担当し、ブランドとは何か、ブランド価値の見つけ方、探し方ついて話しました。
第2講座は、カンブリア宮殿でも取り上げられた「APカンパニー」の
米山順子さん(取締役企画本部長)、野本良平さん(取締役副社長)とごいっしょのパネルディスカッションでした。

APカンパニー:http://www.apcompany.jp/

パネルディスカッションってこれまで何度もやりましたが、結構難しい。
しかし、今回は、米山さん、野本さんの経営に対する考えが
極めて明快でしたので、すごくやりやすかったですね。
ミッションと仕組みをきちんと整合性を取って進めている見事な経営です。

第3講座は、ワインの伝道師(個人的にそう呼ばせていただきます)の
ヴィノシティの藤森真さんのワインを取り巻く状況についての講演でした。
神田で2店舗のお店を経営されている藤森さんはとにかく熱い人、ワインに対する志しがはっきりとしています。

ヴィノシティ:http://www.societe-charpente.com/vinosity/

セミナーを通じてたくさんの気づきがありましたが、そのひとつが「作り上手の伝え下手」ということです。
各地には地域の特性を生かした商品や食材をまじめに一生懸命作ったり、収穫している人たちがいます。
また、それを使って料理を作る人たちがいます。

しかし、残念なことに作ることにはプロなのですが、
それをどう伝え、販売するかという視点が不足していることが少なくなりません。
おいしいものを作れば支持してくれるはず、いいものを作れば買ってくれるはず………でもこれって錯覚だと思います。

食に関するビジネスの難しさは“おいしさ”は主観だということです。
同じものを食べても人によって異なりますし、その時の状況にもよって違ってきます。
この異なる“おいしさ”を伝えるためには“おいしさの方向性”を示し、理解してもらうことがとても大事。

「当店はこういうものを“おいしい”とする」という軸を明確にすると言うことです。
「APカンパニー」さん、「ヴィノシティ」さんは、この軸がはっきりとしていて、ぶれない強さを持っています。

膨大な情報が氾濫している中では、どんなにおいしいものでも伝わらなければ価値がないのと同じです。
食に限らずですが、商品の素晴らしさが100あるとしても、
お客様に20しか伝わらなければ、その商品は20の価値しかもっていないのと同じです。

作り手は100だと思っても、受け手に20しかおいしさが伝わらなければ“おいしくないよね”と言うことになります。
自分たちが考える100のおいしさをどう伝えるかが、その店の独自性になりますね。
伝わらなければ、自店ならではの強みや他との違いは生み出せません。

でも、難しく考えることはありませんよ。
おいしいということの「価値のタネ」は意外と身近に眠っています。
“どこが他と違うおいしさなのか”“どんな風においしいのか”“おいしい理由は何か………
真剣に自問自答し、明文化することにより、伝えるべきことが見えてきます。

次へ»