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2010年08月17日(火)更新

「BRUTUS」の特集「東京の、東へ」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

東京スカイツリーの影響で、墨田区や台東区の話題やニュースが目につきます。
なかでも、両国の某飲食店のブランディングに取り組んでいる関係もあり、両国界隈が気になっています。

8月16日に発売されたマガジンハウス(会社の近くにあります)「BRUTUS」でも、
「東京の、東へ」という特集を組んでいます。特集のリード文をちょっと長いのですが、ご紹介しますね。

ブルータス

東京の勢力図が、変わりつつある。西麻布、六本木、南青山,中目黒、代官山、代々木上原。東京のカルチャーは長らく“皇居の西側”エリアが牽引してきた。しかし「あの町がおしゃれ」という価値観は不景気に呑み込まれ、津波の後に見えたのは“皇居の東側”の元気な姿。クリエーターは「西」よりも安い家賃で広いスペースを手に入れ、続々と「東」に集結中。バズと人真似にまみれた世界から解き放たれ、街を闊歩する。そして変わりゆく「東」東京の勢いを象徴すべく聳えつつある東京スカイツリー。無邪気に天を貫く大きな傍の麓に、東京の魅力がざわざわと集まり始めている。ロンドンのイーストエンド、NYのロウワーイーストサイド、東ベルリンだったミッテ……、「東」では新しい文化が生まれ、時代を彩ってきた。今までの物差しでは測れない日常が「東京の東」でも始まっている。日の出ずる場所、東には、どこか希望の臭いがする。飛び込もう、東京の、東へ。

「BRUTUS」で紹介されているのは、押上、馬喰町、御徒町、谷根千、浅草、十間橋、向島、
京島、末広町、北千住、立石、三ノ輪、日暮里、三河島、錦糸町、上野、人形町、神田、曳舟、
両国、鴬谷、吉原、秋葉原、清澄白河、吾妻橋、蔵前、浅草橋、神保町、山谷、辰巳の30エリア、
いずれも「BRUTUS」らしいセレクトのショップや人物が登場しています。

下記をクリックしますと、「BRUTUS」のページを立ち読みすることが出来ます。
http://magazineworld.jp/brutus/692/read/

「BRUTUS」ウェッブサイトの「From Editors」というページにこんな一文が掲載されていました。
東京の東エリアをつかまえるポイントだと思いました。

今回、この特集を創るにあたり、スタッフにお願いしたのは、「下町」というコトバを安易に使わないでください、ということでした。人情に厚く、昭和の匂いが残る……そんなステレオタイプな「下町」のイメージを訴求することは“東京のテーマパーク”的な扱いにしか過ぎないし、結局「山の手」と「下町」という二元論に陥るだけです。


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2010年08月02日(月)更新

ヒヤリングは岡目八目

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

7月から都内にある飲食店のブランディングプロジェクトに取り組んでいます。
創業35周年の歴史を持つその分野ではトップレベルのお店です。

このプロジェクトは3つのブランディングフレームを9カ月かけて取り組みます。
経営者はもちろんこと、経営幹部も社員さんも熱心に取り組んでいただいており、
いい仕事をしなければと思いを強くしています。

いまは第1のフレームの「ミッションプロジェクト」の段階で、全社員さんのヒヤリングを行っています。
ランチが終わった後から夜の営業が始まるまでの4時間に、お一人30分程度、1日6名のヒヤリングです。

すでに2日間のヒヤリング終了し、今週も2日間予定しています。
ヒヤリングは、人物評価ではありませんし、仕事のあらさがしでもありません。
ヒヤリングの目的は5項目の質問をさせていただき、
その会社の持っている価値をおひとりお一人の話の中から発見することです。

「岡目八目」という言葉があります。
“本人よりもそばで見ている人のほうが物事の善悪が分かる”という意味です。
もともとは囲碁で使われた言葉で、他人が打っている碁をそばから見ていると、
八目(はちめ)つまり、石を八つ置いた先が読めるということから生まれた言葉です。

ヒヤリングもこれに似ています。
当事者たちにとっては、当たり前のことが消費者視点から見るとすごく重要ということが見えてきます。
“こんなことが喜ばれるのか”と本人たちは首をかしげるようなことも発見出来ます。

人はどうしても、自分にないもの、足りないものを求めます。
思考回路がそうなっているのが普通ですから、仕方がないことですが、
ブランディングで大事なのは、ないもの探しよりも、「あるもの探し」です。

ないものを探すことはとても疲れることです。
“どうせ無理だよなあ”という意識が働くからかもしれません。
自分の弱点は自分が一番よく知っているはずです。
しかし、自分のいいところとなるとこれが意外と見えないのです。

だからこそ、自社に眠っている価値に光を当てることに大きな意味があります。
先ほどの会社は、自分たちが提供している味にすごく自信と愛着を持っていることを感じました。
ヒヤリングでその裏付けとなるバックストーリーがあることもわかりました。

世の中を見ますと、日本も企業も個人もどこか元気がありません。
マスコミやメディアに責任があると思うのですが、
ダメなこと、足りない面、いやな点、うまくいかないことばかりを取り上げ過ぎです。

そんな思いもあり、第22回ブランディングセミナーのテーマは
「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!」としました。
自社に眠っている価値の発見の仕方、光の当て方、そしてその価値の伝え方を解説いたします。
ぜひ、ご参加ください。

第22回ブランディングセミナー
日時:8月26日(木)13:30~18:30
会場:東京国際フォーラム4階G408会議室
※詳しい内容はHPをご覧ください→http://www.questory.co.jp


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