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2009年04月27日(月)更新

手仕事の文化

こんにちは、「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしている
クエストリーの櫻田です。

以前も書きましたが、弊社はイタリアのカメオ作家アニエッロ・ペルニーチェさんの
日本でのプロモーション活動を数年前から担当しています。

ペルニーチェ

専門店を中心に、作品展を年に5ヵ所ほどプロデュースする他、
ペルニーチェさんのウェッブサイトの運営をしています。
http://www.aniellopernice.jp

今回もペルニーチェさんが16日(木)に来日をされ、25日(土)まで滞在されました。
来日された翌日の17日(金)には富山県に移動していただき、
18日(土)、19日(日)の2日間、弊社のお取引き先で
「カメオ・ミュージアム」という作品展を開催。
3ヶ月半かけたプロデュースでしたが、ほぼ予定通りの成果が出てホッとしました。

弊社がプロデュースする作品展は、
小売店とペルニーチェ工房が直接契約で行う形式です。
当然、利益率は上がりますが、すべて自前で準備をしなければなりません。

最初は大変だと言われるところが少なくないのですが、
実際におやりになってみますと、いろいろな発見があります。

作り手と売り手が直接手を結ぶことで大事なことは、
利益面だけではなくコミュニケーションが抜群によくなるということです。
目の前に作り手がいるわけですから当然のことです。

知らなかった情報も手に入れることが出来ます。
創り手の思いや熱意もダイレクトに受け止めることが出来ます。
今回の作品展でも売上以外の成果がたくさんありました。

東京に戻られた20日(月)の夕方からは弊社で企画の打ち合わせ、
その後社員もいっしょに食事をしました。
毎回のことですが、夜遅くまで楽しい会話と食事で盛り上がりました。

22日(水)に開催したショップブランディング実践塾では、
参加者へのご紹介も兼ねて、スピーチをお願いしました。

「世の中がどんどん便利になり、アナログよりもデジタルが
優先されるようになってきましたが、
忘れてはならないのは手でモノを創りだすということです。
手仕事はその国の文化です。
私が制作しておりますシェルカメオは一つひとつ手彫りで生み出されます。
この文化を継承していくのが私のミッションだと思っています。
日本もイタリアも世界的な景気の冷え込みで大変ですが、
力を合わせて頑張りましょう」


翌23日(木)の午前中は帝国ホテルで弊社のお取引き先と打ち合わせ、
夕方6時過ぎには東京・国立のお取引き先を訪問していただき、
社長ご夫妻と夕食をごいっしょしました。
宿泊先の帝国ホテルに戻られたのは、夜11時過ぎでした。

仕事とはいえ、かなりハードなスケジュールだったと思います。
いやな顔ひとつせずに誠実に対応していただき、本当に感謝です。
次回の来日は、9月です。また新しいプロデュースプランを検討中です。


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2009年04月23日(木)更新

第2回ショップブランディング実践塾が終了しました

こんにちは、クエストリーの櫻田です。

昨日、22日(水)に第2回ショップブランディング実践塾を開催いたしました。
北は札幌から、南は和歌山からお集まりいただいた11名の参加者の皆さん、
本当にありがとうございました。

実践塾集合写真

セミナーは店がブランドになるためのセオリーを
学んでいただくことを目的にしていますが、
実践塾はブランディングの技を磨いていただくことを目指しております。

今回のテーマは「ミッションを伝えて店のファンを作る」。
今回もミッションづくりのヒントのために、
自店の主力商品の価値変換のワークタイムを行いました。

売り手目線から、買い手目線へのシフトは慣れないとなかなか難しい。
それでも参加者の皆さんは、うんうんと唸りながらも、
楽しんで取り組んでくださいました。

やはり現場の人はすごいです。
毎日のご商売の中で、実は新しい価値とたくさん接しているのです。
ただ、それが売り手目線になると、価値だと感じなくなってしまうのです。

でも、ローリングとリフトアップという技を身につけるだけで
ファン客づくりの新しいアイデアが出てきます。
発表では、すぐ使えるようなすごい技をいくつも聞かせていただきました。

次回の実践塾は、6月24日(水)です。
テーマは「お店通信を活用して、店のファンを作る」
ぜひ、ご予定してください。


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2009年04月21日(火)更新

メンタルブロック

こんにちは、クエストリーの櫻田です。

桜の季節も終わり、木々の緑が日増しに濃くなっていく頃となりました。
4月はいろいろな意味で始まりの季節です。

月の初めには緊張の面持ちで街をゆく新入社員をよく見かけました。
自分が会社に入った頃を思い出し、少しだけ新鮮な気持ちになりました。
1ヶ月近く経ち、もう仕事に慣れたのでしょうか。

会社に慣れるということにはいろいろな意味があります。
仕事とは何かを少し実感出来ること、社内外のいろいろな人たちを知ること、
好き嫌いとは別に組織には一定のルールがあることがわかること………
学生時代とは違った世界に戸惑うことも少なくありません。

その中で慣れてしまってはならないこともあるように思います。
それは一消費者としての感性です。

業界の常識は一般の非常識という言葉がありますが、
渦中に入ってしまうと特定の世界観に縛られて、
消費者やユーザーとしての感性が麻痺をしてしまいます。

思い込みというメンタルブロック(心の壁)がかかってしまった状態になるのです。
新入社員のときにはおかしいなあと感じていたことも、
いつの間にかそういうものだと思うようになってしまいます。
自分の中に、暗黙の前提条件が出来上がってしまいます。

インドでは、象を調教する時に足に鎖を巻いて
大きな竹にしっかりとつなぐのだそうです。
象は最初は嫌がって逃げ出そうとするのですが、
しっかりとつながれているので、やがて象は逃げ出すことを諦めてしまします。
こうなると、小さな竹につなぐだけでも逃げ出そうとしなくなってしまのだそうです。

これを「エレファントシンドローム」と呼ぶそうです。
象の意識の中に「逃げ出すことは不可能だ」という
メンタル・ブロックが作られてしまったのですね。

メンタルブロックは心の壁であり、
外部からの情報を遮断してしている状態です。

新入社員だけではなく、経営でも同じことがいえます。
経営とはこういうものだ、仕事とはこうでなければならない、
販売方法はこれしかない………こういう思い込みが怖いですね。
一種の「エレファントシンドローム」です。

「エレファントシンドローム」から抜け出す道は、
物事の判断の基軸を消費者におくことです。
よく見ると、そこには新しいパラダイムにシフトする大きなチャンスが眠っています。

 


 この象はエレファントシンドロームとは関係ありません。
 昨年の4月に訪れた
 バンコクの動物園の象のショーです。



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2009年04月16日(木)更新

総合プロデューサーの瀧勝巳さんの特別講演が決定!

瀧勝巳さん

こんにちは、㈱クエストリーの櫻田です。

2007年に開業した東京・ミッドタウンに
「THE COVER NIPPON」というライフスタイルショップがあります。
品揃えのセンスと提案の斬新さが好きで、六本木に行くと立ち寄っていました。

「THE COVER NIPPON」の詳細はこちら→
http://www.thecovernippon.jp/

その「THE COVER NIPPONN」を総合プロデュースしたのが瀧勝巳さんです。

講演をお願いしていたのですが、
本日、5月20日(水)に東京国際フォーラムで開催する
「5月度ショップブランディング・セミナー」で
特別講演をしていただくことが決まりました。

講演テーマは予定では
「驚きと刺激、娯楽、感動こそが市場をつくる」です。ワクワクしますね。

5月度のショップブランディング・セミナーのテーマは
「物語が店のブランド力を高める」。

クエストリーが掲げる「店がブランドになる」4つの法則の3番目の
「物語の熟成」をじっくりと掘り下げます。

瀧さんは、まさに今回のテーマを現実の店づくりを通して実践されている方です。
具体的に事例を踏まえて、相当濃厚なお話をしていただけると思います。
いまから、講演が楽しみです。

<瀧勝巳さんのプロフィール>

1961年大阪府生まれ。
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社、総合プロデューサー。
25歳からインテリア業界に進出し、
2000年に滋賀・近江八幡にショップ「aula(アウラ)」をスタート。
2003年には、自身のプロデュースで表参道に「ラユンヌ表参道」をオープン。

その後、他ショップへの人材育成・販売オペレーション指導・商品企画を手掛け、
2007年3月にライフスタイルショップ「THE COVER NIPPON」を
東京ミッドタウンに、12月には成田空港内に
「THE COVER NIPPON+CHASIN」をオープン。

現在は、他ショップへの人材育成、販売オペレーション指導、商品企画も
手がけるほか、各種セミナーで数々の講演をこなしています。


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2009年04月16日(木)更新

4月22日(水)、第2回ショップブランディング実践塾を開きます

来週の22日に、第2回ショップブランディング実践塾を開催いたします。
第1回のテーマは「ブログの達人になって店のファンを作る」、
そして今回は「ミッションを発信して店のファンを作る」です。
参加者も予定通りの10名になりました。

実践塾の目的は「店がブランドになるための技を磨く」。
堅苦しいだけの講義ではなく、
参加者が自分の店に置き換えて考えるワークタイムもたっぷりととってあります。

ショップブランディング実践塾の趣旨はこちら→
http://www.questory.co.jp/tabid/69/Default.aspx

さて、テーマのミッションですが、いろいろな考え方があると思います。
100社あったら、100通りのミッションに対する考え方があります。

クエストリーのミッションは、
「経営理念」、「コンセプト」、「経営精神」の3つから構成されています。
さらに「クエストリーが大事にする5つの力」というものがあります。
これは、仕事に対する心構えをまとめたものです。
毎日、朝のミーティングの最後に必ず読み合わせをしています。

クエストリーのミッションはこちら→
http://www.questory.co.jp/tabid/68/Default.aspx

ミッションは、これでなければならないということはありません。
型にはまらないのがミッションです。

ただし、共通項はあります。それは何でしょうか?

人生は選択の連続だといいます。
人生の大事な要素である仕事も、判断と選択の連続です。

もちろん仕事はチームで進めるのですが、
何を基準にして、判断していくかは、最終的には社員一人ひとりに任されています。

能力や才能だけで会社や仕事は動いているわけのではありません。
個人が思うまま、好きなように判断し、選択をしていたら、
会社はバラバラになってしまいます。
そういう事例もたくさん見てきました。

判断と選択の基準、これがミッションだと思います。
判断と選択は当然、具体的な行動となって現れます。
ということは、ミッションは現場にありということになります。

社員一人ひとりの日々の行動にミッションが反映されてこそ、本物のミッションです。
少なくても、社長室の額に入っているのがミッションではありません。

仕事の現場で、振り返ったらそこにあるもの、それがミッションです。

そんなことを、22日は参加者といっしょに考えてみたいと思います。
もちろん楽しく、ワクワクするような時間にしますよ。

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