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2015年11月27日(金)更新

看板は出会いをつくるカギ

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

人の魅力は外見よりも内面にあるという考え方には、基本的には同感です。
その反面、目に見えるものの使い方次第で魅力が伝わるという考え方にも同感です。

この二つは矛盾するようでいて、矛盾しないと思うのです。
 

そうはいっても個人的には、体型や容姿には自信がなく、
いかんともしがいたいと思うのですが・・・。

でも目に見えるものの使い方次第で魅力が伝わることもあります。

洋服はもちろんですが、バッグ、時計、靴、メガネなどの服飾小物も大事です。
使用しているPCや手帳や筆記用具にも個性が表れますね。


ところで、目に見えるものの使い方で魅力が伝わるのは、
人だけではなく、店や企業にも当てはまるなあと感じるのです。
 
銀座の中央通りのルイヴィトンとブルガリの間のマロニエ通りを
築地方面に向かうのが毎日の通勤路です。

昭和通りを渡ってしばらく行くと、マンションに挟まれた小さな店があります。
 

ここは銀座4丁目から数ヶ月前に移転オープンした
和服用の足袋の「むさしや」さん店です。

ビルに囲まれた2階建ての店舗は小さいだけによけい人目を引きます。


この「むさしや」さんで感心したのが「看板」です。

正面の店名の看板は、1874年創業の風格を醸し出し、
横の立て看板は、取り扱いの品を上品に伝えています。
 
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小さな店にとって見込み客に魅力を伝える店頭ツールはディスプレイなどですが、
あらためて「看板」も大事な魅力発信ツールだと思いました。

出会いは一期一会といわれますが、看板はまさに出会いをつくるカギですね。


「銀座むさしや足袋店」
〒104-0061 東京都中央区銀座2-13-12
電話:03-3541-7718・7446 営業時間:8 ~ 17時
定休日:日曜日・祝日


201511271437_4.jpg


2016年1月度ブランディングセッションを開催します
日時:1月27日(水)13:30~17:00
会場:銀座ブロッサム(中央会館)7F「ミモザ」
http://www.questory.co.jp/tabid/204/Default.aspx

 

2015年11月17日(火)更新

銀座にはこんな食の強者(つわもの)たちがいる

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


小売店にしろ、飲食店にしろ、事業で収益を上げる方法はいろいろとあるけれども、
その源はお客様がお金を支払う商品やメニューに価値があることが前提となる。

この価値に磨きをかけないと、お客様の支持を得られないのは当たり前のことである。
 
仕入れた商品やメニューに使う食材は、どこからか黙って無尽蔵に生まれてくるわけではない。
必ず作った人や組織が存在し、手間と時間をかけて生まれてくる。

失敗と
試行錯誤を繰り返しの中から生まれてくるものの方が多い。
むしろそうでないと本物の価値は生まれない。

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しかし、その生産者や生産地に思いを馳せ、心を配り、
いい関係を築こうとしている小売店や飲食店がどれだけあるだろうか?

厳しい同質化競争に陥り、コストと効率しか見ない経営者の方が圧倒的に多いのではないだろうか?

 
作り手や生産者との関係をしっかりと築くことは、口で言うほど簡単ではないからだ。
正直言って、時間も手間も、そしてコストもかかり、出来ることなら避けたいのが本音だと思う。

だから、余裕ができたらという言葉でうやむやにするところが大半ではないだろうか?

 
ところがこのことに真剣に取り組んでいる飲食店の運営会社がある。

いい意味で申し上げるのだが、馬鹿がつくほどの熱意と思いで
生産者、生産地との絆づくりに取り組んでいるのだ。

格好付けの中途半端なプロモーション的な取り組みでは決してないのだ。

 
株式会社Be Happyというその会社は、まだ設立して間もない飲食業界では無名の存在ではあるが、
社員は飲食ビジネスの経験豊富な強者揃いである。

その強者たちが満を持して、今月2日に銀座のコリドー通りのビルに2店舗を同時にオープンさせた。
 
1店舗は2階のオイスターレストラン「TRINITY OYSTER HOUSE」、
もう1店舗は9階の「白老町 焼肉 阿部正春」だ。

どちらも11月2日(月)にオープンしたばかりである。
生産者と同社の思いが存分に詰まった店なのだ。


 
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「TRINITY OYSTER HOUSE」では、プロの目利きが選りすぐった新鮮な生牡蠣を食べさせてくれる。

冷えた白ワインといっしょにいただくと、この上ない幸せな気分になれる。
生牡蠣だけではなく、サイドメニューも充実しているがうれしい。もちろんワインも申し分ない。
 
因みに「TRINITY」とは三位一体のことであり、牡蠣の生産者、ご来店いただくお客様、
そして双方をつなぐ役割を持った店、その三者の絆を表したネーミングなのだ。

この辺りにも同店の並々ならぬ思いが感じられる。事実スタッフの対応がそうなのだ。
 
フレンドリーなスタッフが語る牡蠣の物語や生産者の話は、
牡蠣の味わいにガツンとした奥行きを感じさせてくれる。

美味しさとは舌ではなく、脳で感じるものということがよくわかる。
まさに生産者の元に足を運び、ともに働いたものでなければ、語ることができない話ばかりだ。



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さて、もう1店舗の「白老町 焼肉 阿部正春」がある9階でエレベーターの扉が開くと、
まず目に飛び込んでくるのは大きな牛肉の塊と多数のワインボトルだ。

我ながらはしたないとは思うが、
牛肉の焼ける香ばしいにおいを感じると、口の中に唾がたまってくるのがわかる。
 
店名の最初にある「白老町」とはどこなのか?
ご存知の方も多いと思うが、アイヌ民族の故郷でもある北海道の白老町である。

人口2万人弱のこの町は「白老牛」の生産地としても、近年よく知られるようになった。
「虎杖浜たらこ」という実にうまい水産加工品もあるのだが、まだそれほど知られていない。
 
その白老の地に「ブリーディング白老」という牧場がある。
ここでは白老牛が愛情を注がれ、ていねいに育てられている。

実はこの焼肉の店は、店名にある阿部正春さんという
同牧場のオーナーの育てた牛に惚れ込み、そこで育てられた牛だけを使っているののだ。

これだけでも従来の焼肉とは違う立ち位置だ。もちろんリスクは承知の上である。



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これ以上書いているときりがない。言葉だけでは少々虚しくなるだけである。

何よりも実際に足を運んで美味しさと雰囲気を実感していただきたい。
温かいサービスとともに必ずや満足していただけるはずである。


ということで、ご興味の湧いた方は次のサイトをご覧ください。
「TRINITY OYSTER HOUSE」→http://www.trinity-oyster-house.com
「白老町 焼肉 阿部正春」→http://www.abe-masaharu.com


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クエストリー:http://www.questory.co.jp

 

2015年11月10日(火)更新

「猫まみれ」になりました

「小さくて光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

個人的なことですが、地方出張の楽しみは三つあります。
美味しいものを食べることが一つ目、地方ならでは店を訪問することが二つ目、
そして三つ目は地方の美術館を訪れることです。

出張を数多く重ねるうちにこれにたどり着きました。
 

昨日から、北海道帯広市に講演で一泊二日の出張でした。
昨年3月にお声をかけていただき、講演をしたのですが、
それに続いての2回目の講演です。主催者の方に心から感謝です。
 

昨日の夜に出張が終わり、今日の午前中はある意味では短いOFFでした。
出かける前にクエストリーのメンバーから、
「帯広でおもしろい展示会をやっています」と勧められたのが
道立帯広美術館で開催中の「猫まみれ展」でした。

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それほど気乗りがしたわけではありませんが、
「まあ期待はずれでも良し」というつもりで、東京に戻る前に立ち寄ったのですが、これが大当たり。

瀟洒な美術館内にはおよそ280点の猫をテーマにした作品が展示されていました。
 
いやあ、地方の美術館をなめてはいけないですよねえ。
歌川国芳、レオナール・フジタ、竹久夢二、猪熊弦一郎、池田満寿夫、山本容子・・・など、
若手の作家も含めて実に見ごたえのある展示でした。まいったなあ、大満足です。
 

それにしても猫って不思議な存在です。ペットといえばその通りですが、気がつくと家族です。
ウチにも「ぷり」という愛猫がいたのですが、
3年前に16歳で亡くなりました。最後を看取った時のことを思い出すと泣けてきます。
 

今回の展示会で一番心を惹きつけられたのは、
レオナール・フジタ(藤田嗣治)の「猫を抱く少女」1950年作品でした。

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さらっと描いたような作品ですが、はっとするような魅力にあふれています。
少女がどこか猫っぽく見えてくるのです。
 

タイトルで少し軽く見ていましたし、帯広の皆さんごめんなさい、
帯広だからというそれほどでもないという気持ちがどこかにありました。

拾い物と言ったら語弊があるかもしれませんが、地方美術館はやはり出張の醍醐味の一つです。
 
 

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11月度ブランディングセッション
「危機を乗り切るために経営者がすべきこと」
◆日時:11月18日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fジャスミン
 
 
 
 
 
 

2015年11月10日(火)更新

己惚れのすすめ

「小さくて光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

風間完さんという画家が描かれる絵が好きです。

最初に見たのは、五木寛之さんの「青春の門」の挿絵だったと思います。
とりわけ色鉛筆で描かれる女性画は繊細で何ともいえない色気を感じさせてくれます。

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その風間さんの著書が「エンピツ画のすすめ」(朝日文庫)です。
この本は絵を描くことの姿勢と手順をわかりやすく解説してくれています。

個人的には絵心はないのですが、エンピツ画なら描けそうになるから不思議です。
ページの合間に挟まれている風間さんの作品も素敵で見飽きません。

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昨日もページをめくっていたのですが、
パッションという項でこんな言葉が目に飛び込んできました。
少し長いのですが、引用いたします。

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何か自分も絵を描いてみようという気持ちがおこったら、
まずこれは恵まれたことだと思いましょう。

少なくても自分の周りの他の人はそういう気が起こらず
自分だけがそういうパッションがわいたということは、
自分にはそういう適正があるのだという自信と
同時に己惚れ(うぬぼれ)も持つ必要があります。
 
己惚れはことに持ったほうがよろしい。
面白いことに画家たちはほとんど全部ものすごい己惚れ屋です。

ただ、ほかの社会の己惚れ屋と違うところは、
己惚れたぶんだけメチエの裏付けと
それに伴う行動があるということではないかと思います。
 
行動とは即ち絵を造る行動のことで、己惚れがセルモーターの働きもするし、
エンジンの働きもするものなのです。

メチエと行動がともなわない己惚れはよくありません。みっともないのです。


 
ちょっと付け加えますと、ここでいうメチエとは技法のことであり、以降詳しくそのことが書かれています。

風間さんのこの一文を目にした時に(何度も読んでいるのですが、気が付かないものですねえ)、
これってブランディングでも同じだと思いました。

草食系という言葉が普通のように使われていますが、強い己惚れはエネルギーになります。


今夜は帯広でブランディングについての講演でしたが、
参加者の中には、これから起業を考えている方も何人かいました。
 
起業時には慎重になる場面も必要だけれども、
思いを持って起業するのだから、思いっきり己惚れたほうがいいと思う。


ただし、技術と行動が伴っての己惚れですよ。

風間さんが書かれているように、
伴わない己惚れはみっともない、まったく持って同感です。

己惚れるならば、技術を磨き、まずは行動しよう、ということですね。
 
 
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11月度ブランディングセッション
「危機を乗り切るために経営者がすべきこと」
◆日時:11月18日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fジャスミン
 
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クエストリー:http://www.questory.co.jp

2015年11月06日(金)更新

4秒に1回の「はい」という声

「小さくて光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

会社がある築地、銀座界隈はイタリアン、中華、和食、カレーなど
お昼ごはんを食べるところにはことかきません。

今日がそうだったのですが、とんかつを食べたくなると行くのが
マガジンハウスの近くの「にし邑」という店です。
 http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13025298/

うなぎの寝床のような店内はカウンター14席だけ。
お昼には店頭にサラリーマンやOLで行列ができています。

店内では、食べている後ろで次のお客様が並んで待っている繁盛店です。
常連さんが多いのでみんな行儀がいいのですね。
 201511061401_3-300x0.jpg

店のスタッフは4名。とんかつを揚げている大柄なご主人と店を切り盛りする小柄な女将さん、
そしてカウンターの外でお客様に対応するハンチング姿の女性(娘さんかな?)、
もう一人は洗い物担当のご年配の女性です。
 

本日いただいたのは「ひれかつ御膳」1,100円でした。
味は好みですが、個人的には価格と比較したら大満足です。

とんかつもさることながら、美味しいのはいっしょについてくる豚汁です。
酒粕の味がしっかりと残る中に野菜や豚肉がごろごろと入っています。

201511061401_4-300x0.jpg
 
さて、タイトルの4秒に1回の「はい」の声の主は、ここの女将さん。

いつも何か声をかけているのですが、
圧倒的に多いのが「はい」と「ありがとうございます」。
これがリズムになっている感じです。
 
試しに「はい」を数えてみると1分間におよそ15回、
つまり4秒に1回「はい」が聞こえるのです。

何かに対する返答ではなく、合いの手のような「はい」かな。
しかし、単なる合いの手ではなく、お客様の動きをしっかりと見ています。
 

人によってはうるさいと感じるかもしれませんが、
やっぱり店の活気は人が作り出すなあと感じました。

お近くにお越しの際には、足を運んでいただき、
その独特のリズムのような「はい」と美味しいとんかつを味わってみてください。
 
 
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11月度ブランディングセッション
「危機を乗り切るために経営者がすべきこと」
◆日時:11月18日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fジャスミン
 
 
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クエストリー:http://www.questory.co.jp

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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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