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2012年05月31日(木)更新

伝えるか、伝えないか、この差は天地ほど開いている。

「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。
 


東京スカイツリーが5月22日にオープンしましたが、
来年春の開業を目指しているのがウチの会社の近くの「歌舞伎座」。でもあまり話題になっていませんね。

工事中の前を頻繁に通るのですが、ただのビルに見えるのは僕だけ?
本当に歌舞伎座が出来るのって感じです。
 
その歌舞伎座の裏手に「アメリカン」という喫茶店があります。
開店から30年近い歴史を持つ店でかなりの人気店。歌舞伎役者さんも通っているようです。

人気の秘密はサンドウィッチのボリュームとリーズナブルの価格。
昨日も行ったのですが、すでに全部売り切れでした。
 
さて、その時に気になったのが上の写真です。

「工事関係の方」と言うのはおそらく歌舞伎座の工事関係者のことだと思います。
決してデザイン的に優れているわけではないのですが、この貼り紙は大事なことを教えてくれます。
 
多くの店がたくさんのお客様に来店して欲しいと思っています。
しかし、その気持ちを伝えなければ、何も生まれません。
伝えるからこそ目に見える反応があるのですね。この貼り紙をみれば少々汚れた作業服でも入りやすいよね。
 
下の貼り紙はインターネットに取り上げてくれたお礼ですね。
これはかなり高度な貼り紙ですね。お礼の貼り紙でありながら、
実はインターネットでたくさん取り上げられていることを伝えています。うまいなあと思ってしまいます。
 
情報を出すことの重要性を多くの経営者が知っています。
やった方がいいことも知っている。
お客様への感謝の気持ちも厚いか薄いかは別として必ずあります。

でも「デザインがどうたらこうたら、反応がどうのこうの」と言っているうちにタイミングを逃してしまう。
 
伝えるか、伝えないか………この差は天地ほど開いていますよ。

2012年05月30日(水)更新

「ビリー・ホリデイ」の「奇妙な果実」に込められたメッセージ

「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。


 
店や会社を経営するということは、望む、望まないは別として
「ひとつのメッセージを世に送り出すこと」だと思っています。
とくに昔から店は「構える」「張る」と言われるように、存在そのものがメッセージ性を持っています。
 
しかし、このメッセージと言うやつはなかなか難物です。
ただ伝わればいいわけではなく、やはりそこに共感が必要なのです。

メッセージは言語や文字で伝わるのが一般的ですが、
強い共感を生み出すには、時代や状況に合わせた独自の編集が必要です。
今日はそんな話をしたいと思います。

 
1930年代に活躍したジャズシンガーに「ビリー・ホリデイ」がいます。

彼女の有名なレパートリーは「奇妙な果実:Strange Fruit」です。
この曲は1930年にニューヨーク市ブロンクス地区の
ユダヤ人教師「エイベル・ミーアポル」によって作詞、作曲されました。
 
「奇妙な果実」とは何か?

それは木にぶら下げられた黒人の死体のことです。
当時のアメリカ南部では黒人をリンチにかけて木に吊るし、
火をつけて焼き殺すことがしばしば行われていました。

ミーアポル教師は人種差別を告発する歌としてこの曲を作ったのです。
 
グリニッジヴィレッジのナイトクラブ「カフェ・ソサエティ」の支配人はこの歌を耳にし、
クラブの専属歌手の「ビリー・ホリデイ」に歌うことを勧めました。

あまりにも陰惨な歌詞に危惧を抱きながら、
初めて彼女が「奇妙な果実」をステージで歌った時のことです。
 
歌が終わると客席はしーんと静まり返り、拍手ひとつ起きませんでした。
「ああっ、歌わなければよかった」と思った瞬間、
一人の客の拍手をきっかけとして、客席全体が割れんばかりの拍手と称賛の声に包まれたのです。
 
黒人の地位や権利がまったく保証されておらず、虐殺が日常茶飯事であった当時の状況を考えると、
黒人女性が人種差別を告発する「奇妙な果実」を歌うのは非常に危険な行為でした。
しかし、彼女は1939年からこの歌を必ずステージの最後に歌うようになったのです。
 
こうして「奇妙な果実」に込められたミーアポル教師のメッセージは
「ビリー・ホリデイ」により、黒人への暴力の反対運動を代表する歌として広まっていきました。
やがてこれが20年後に黒人やマイノリティグループの公民権運動へとつながっていったのです。
 

最近強く感じるのは、「ブランディングとは公益性を持った経営活動」と言うことです。

ライバルや競合に勝ことだけの「同質化競争」は自分だけの幸せが目的です。
しかし、競争とは無縁の「独自化経営」は、お客様はもちろんこと、
経営者も社員も取引き先もみんな喜ぶことが目的であり、結果として社会の幸せにつながります。

<7月度ブランディングセッションのご案内>

日  時:7月11日(水)PM13:45~17:00(受付開始13:15)
会  場:銀座ブロッサム(中央会館)7階・ジャスミン

参加料:「ブランディングクラブ」発足記念につき、
     限定30名様まで無料!
     (残数が少なくなっています。お申し込みはお早めに)

 

詳細は→http://www.questory.co.jp/
 

2012年05月29日(火)更新

「NIKE:ナイキ」のブランドネーミングとロゴデザインの魅力

「人々が幸せになるブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

今回はブランディングには「ネーミング」と「ロゴデザイン」がすごく大事という話です。



「NIKE:ナイキ」と言えば、いまや世界最大のスポーツブランドメーカーですね。
その「ナイキ」のブランドネーミングとロゴデザインが以前から気になっていました。
調べてみるとその誕生のバックストーリーはなかなか興味深い。
 
「NIKE」の創業者の「フィル・ナイト」はスタンフォード大学の修士論文を書いている時に
「プーマ」「アディダス」などドイツの大手メーカーが独占している競技用シューズの市場に、
低賃金の労働力で効率的な生産を行えば参入できると考えました。
 
スタンフォード大学を卒業後、「フィル・ナイト」が修士論文を実現するために選んだのは
何と日本のメーカー、「オニツカタイガー(現在のアシックス)」でした。
彼は1962年に来日し、、「オニツカタイガー」にシューズの発注を行っています。
 
1964年に日本から帰国すると、彼は大学時代のコーチ
(「フィル・ナイト」はもともと将来を嘱望された優秀な陸上選手でした)の
ビル・バウワーマンとチームを組んでブルーリボンスポーツ社を設立します。

そしてここからがブランディングの話。
1971年に社名を「NIKE」に変更するのですが、
「NIKE」の由来はギリシャ神話の勝利の女神「NIKE:ニケ」をアレンジしたものです。
 
「NIKE]と言うネーミングに独特の物語が漂ってきます。

さらに「フィル・ナイト」は、1972年に「NIKE」をブランドとして売り込むために、
グラフィックデザイナーを始めたばかりの「キャロライン・デビッドソン」にロゴのデザインを依頼します。
 
これが現在の「NIKE」のロゴマークです。

デビッドソンはこのロゴを「ニケ」の彫像の翼をモチーフにデザインしたといいます。
「NIKE」のロゴはいまでは「勢いよく動く」という意味の「スウッシュ」と呼ばれていますが、
シンプルでありながら、躍動感やスピード感を上手に表現したデザインですね。
 
ちなみにデビッドソンに支払われたデザイン料は35ドルでした。
しかし、12年後の1983年に「フィル・ナイト」はデビッドソンを昼食会に誘います。
そこで彼女を待っていたのは、ダイヤモンドと金で出来た「スウッシュ」の指輪と「ナイキ」の株だったのです。

「NIKE」の成長を支えたのは卓越したマーケティングですが、
ネーミングとロゴデザインが果たした役割も大きいと思います。
 
最後に「フィル・ナイト」のブランドの本質を突いた名言をご紹介しますね。
 
消費者がなぜ『ナイキ』の商品を買うのか、契約選手がなぜ『ナイキ』を愛用するのか。
それは理屈の問題ではない。
なぜか『ナイキ』を好きになる、なぜか『ナイキ』を買いたくなる、なぜか『ナイキ』を履きたくなる。
すべては感情の問題、すなわち“エモーショナル・タイ(Emotional Tie=感動の絆)”である。

2012年05月25日(金)更新

修せざれば現われず

「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。
 
先日、福井の取引先から「道元禅師のメッセージ」と言うパンフレットをいただきました。

福井には道元禅師が開山した曹洞宗大本山「永平寺」があります。
パンフレットに書かれた「道元禅師」の教えのひとつが「修せざれば現われず」。
次のように解説が掲載されていました。
 
“知る”と言うことと“わかる”こととは違うのです。
知ってはいても実行に移さなければわかったことになりません。
薬の効能書を読んだだけでは病気は治りません。
禅も実行して初めて分かることなのです。


なかなか奥の深い言葉ですねえ。
 
私たちがブランディングでよく使う言葉のひとつに「腑に落ちる」があります。

道元禅師のメッセージの通り、知識があっても、それが腑に落ちないと、“わかった”にはならないのです。
腑に落ちていない行動は自信がなく、周囲を巻き込む力もありません。
 
ではどうしたら「腑に落ちる」のでしょうか。

もちろん、本を読んだり、講演を聞いたりすることも必要ですが、
これで「腑に落ちる」には、相当な問題意識と深い思考がないと難しい。
表面的な勉強だけで「わかったつもり」になると、かえって始末が悪いのです。
 
経験則ですが、「腑に落ちる」ためには「なぜ?」と言う問い掛けが不可欠です。

トヨタの改善運動のキーワードは「なぜなぜ5回」。
原因をとことん追究し、真の原因である“真因”を探り当てるには、
「なぜ?」を5回繰り返し、問題の核心を突いていくのです。
 
「腑に落ちる」も同様です。
「なぜ?」を繰り返し、もうこれ以上は難しいと思った時に、「そうか!」が生まれます。
アルキメデスが風呂の中で「アルキメデスの原理」を思いついた時の「エウレカ」がまさにこれですね。

あなたは今回のブログが腑に落ちましたか?

2012年05月24日(木)更新

参加料無料です「7月度ブランディングセッション」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

昨日「クエストリー・ブランディングクラブ」を5月から立ち上げたことを書きました。
今日はそれの続きと言えば続きの話。


 
クラブの活動に「ブランディングセミナー」と「ブランディグセッション」の二つがあります。
セミナーは一般の方もご参加いただけますが、「セッション」はメンバー限定の集まりです。
(メディア会員はどちらも1回ずつ、正会員はすべて無料で参加出来ます)
 
さて、7月度の「ブランディングセッション」を7月11日(水)に東京で開催します。
本来はメンバー限定なのですが、今回に限りクラブ発足記念でメンバー外の方も参加出来ます。
しかも1社2名様まで無料です。ただし会場の関係で30名様までしか入れません。
 
僕も第1セッションで1時間ほど話をしますが、ぜひお聞きいただきたいのは
第2セッションの株式会社和僑商店の代表取締役 葉葺正幸さんの話。
タイトルは「古町糀製造所のブランディング……ミッションが新しいマーケットを創造する」。
これは必聴ものの講演です。
 
2008年のことでした。銀座マロニエ通り沿いに「銀座十石」と言うおむすびの店がありました。
中央通りと昭和通りのちょうど中間くらいのところです。
少々価格は高めですが、おしゃれな店で人気がありました。
(その後、ビルの建て直しのため、銀座松屋の中に移転)
 
しばらくすると、雑誌等に頻繁に登場するようになり、インターネットで調べると
㈱和僑商店と言う会社が運営していることを知りました。周りに聞いてみても評判がいのです。
そこで社長の葉葺さんに11月のブランディングセミナーで講演を依頼することにしました。
 
銀座の事務所にお伺いして社長の葉葺さんにお会いしたのが2008年の9月。
いろいろとお聞きするうちに、「この男、ただモノではないな」と感じました。
正式に講演を依頼すると二つ返事で了承してくれました。

こうして葉葺社長とお付き合いが始まったのです。
 
セミナーの後で聞いた話が「糀の店をやる」………「糀って何だ?商売になるのか?」と言うのがその時の本音。
しかし2009年7月に新潟の古町商店街(お世辞にも立地がいいとは言えません)に本当に糀の店が開業しました。
これが「古町糀製造所」の1号店です。


 

「古町糀製造所」オフィシャルサイト→http://www.furumachi-kouji.com/
 
2010年1月に同店を訪問しましたが、その時に飲んだ「糀ドリンク」のおいしかったこと。
砂糖を使わずこの甘さが生まれることに驚きました。
現在は、東京の自由が丘の路面店と銀座松屋の中の店が加わり、3店舗の「古町糀製造所」があります。
 
20代に読んだ1冊が安岡正篤さんの「活眼活学」。その中に出てくるのが「考察の三原則」です。三原則とは、
「目先にとらわれないで長い目で見ること」
「物事の一面ではなく、全面的・多面的に観察すること」
「枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察すること」
 
葉葺社長とは時々お会いしてあれこれと話しますが、そのたびに感じるのは先ほどの「考察の三原則」。
まさにこれを地で行っているのが葉葺社長です。物事を深く、広く、長く考えているのです。
しかも、その裏付けとなっている読書量たるや半端ではない。
 
「今年は大事な年なので講演しない」と言っていた葉葺社長が、
先日お会いした時に特別に話をしてくれることとなりました。
ご本人はFacebookで会場が近いので引き受けたと言っています(笑)が、
まさにブランディングの実践事例をお聞きになる絶好の機会です。しかも無料ですよ。
 
再度申し上げます。会場の関係で限定30名様ですので、お早めにお申し込みください。
詳しい内容とお申し込みは弊社サイトからどうぞ。http://www.questory.co.j

2012年05月23日(水)更新

「クエストリー・ブランディングクラブ」を発足しました。

「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。
今回はちょっと長い話になります。もしよろしければお付き合いください。




昨年から準備を進めてきました情報のネットワークグループ
「クエストリー・ブランディングクラブ」を5月から正式にスタートしました。

私たちの業務の中心は、「ブランディング」の個別コンサルティング、いわゆる受託業務です。
実際にはお取引先と「ブランディング」のステップごとにプロジェクト契約を結び、業務を進行します。

それと並行して行ってきたのが、「中小企業のブランディング」の啓蒙活動です。
年2回の「ブランディングセミナー」の開催、会員制の有料メルマガの配信、
出版物への寄稿などを通じて、「ブランディング」の基本のセオリーと具体的な取り組み方をお伝えしてきました。

ますます激化する同質化競争の中で、中小企業が生き残る道は「独自化経営」にシフトすることです。

「独自化経営」はこれまでは、おもしろいけれどもニッチな分野で
経営の規模が小さく、ダイナミックな事業にはなりにくいと言う見方が少なくありませんでした。

しかし、「ブランディング」を経営のシナリオとして「独自化経営」に取り組むことにより、
事業の深堀りがいままでなかった拡張性を生み出し、考えられなかった他とのコラボレーションも広がリます。

この背景には、社会の求める価値が変わってきたことが上げられます。
(この話だけで長くなりますので、詳しくお知りになりたい方は、無料メルマガにご登録ください)
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx (バックNo.もありますよ)

ただし、個別の取り組みだけでは解決できないブランディングの様々な課題も感じていました。

「ブランディング」に取り組む経営者は、ときには道なき道を自分で切り開いているような感覚になります。
ともに船に乗り込み、一生懸命船を前に進ませようとしている社員を見ると、
「これで間違いないのか」、「自己満足に陥っていないか」と言う不安にとらわれるのです。

ともに「ブランディグ」に取り組む経営者のネットワークがあればなあ。

「クエストリーさんがプロジェクトに関わっている経営者をご紹介ください」と言う声を耳にするたびに、
本格的に情報のネットワークグループを立ち上げる時期なのかなあと感じていました。

しかし、立ち上げるのはそれほど大変なことではありませんが、
続けていくには無茶苦茶な労力が必要なこともわかっていたので、二の足を踏んでいたのも正直なところです。

でも、会社のメンバーや応援してくれる方々と話し合いを重ね、
正式に5月から「クエストリー・ブランディングクラブ」を発足させることになりました。

現在は、毎週金曜日に発行している有料のメルマガ会員の皆様に
年間契約の切り替え時に「ブランディングクラブ」への移行をお願いしています。
ありがたいことにご賛同いただき、移行してくださる方が増えています。本当に感謝です。

ふうう~、長々とした文章ですみません。
とにかくがんばって続けていこうと思いますので、よろしくお願いします。

「クエストリー・ブランディグクラブ」の詳細につきましては、下記をご覧ください。
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx

7月11日(水)に発足記念の「ブランディング・セッション」を開催します。
こちらはあらためて、またブログに書きたいと思いますが、ご関心がある方は下記をご覧ください。
http://www.questory.co.jp/Portals/0/image02/201207BRS.pdf

あっ、大事なことを書き忘れるところでした。
7月11日(水)の「ブランディグセッション」は発足記念で無料開催です。
会場の関係で30名様限定ですので、お申し込みはお早めに。

2012年05月18日(金)更新

「ブランディングセッションin山梨」が終了しました。



「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。

昨日、「ブランディングセッションin山梨」を甲府商工会議所で開催しました。
21名の皆様にご参加いただき、中身の濃い会となりました。
セッション終了後の交流会でも7名の方々と楽しい時間を過ごしました。

山梨は僕の生まれ故郷です。
市町村合併で南アルプス市と言う名前に変わりましたが、
高校を卒業し、東京に出てくるまでそこで18年間を過ごしました。

仕事で甲府に行ったり、実家に帰るたびに、
感じていたのは地方の中小企業の経営の厳しさです。

とくに甲府市の中心部では空洞化が急速に進んでいるように感じます。
要は中心部に人が集まってこないのです。

中心部の空洞化は甲府市だけのことではなく、
大なり小なり全国的なことではないかと思います。

商業施設、人の集まる機能の不足と言うこともありますが、
もっと根本的なところに原因があるように感じていました。

しかし、地方の中小企業に成長のタネがないかと言うとそんなことはありません。
外部から見ますと、素晴らしい価値のタネがあるのに、
それが当たり前過ぎてその価値に気が付いていないのです。

昨日のセッションでは、まず尊敬する久米繊維工業の久米社長に
「ソーシャルメディアで中小企業を元気にするシナリオ」と題して講演をしていただきました。
いつもながら、久米社長のお話は実に興味深いことばかり。
こちらもなるほどと唸りながらお聞きしました。

僕は第2セッションで「中小企業のブランド価値の見つけ方、育て方」と言う話をさせていただきました。
「中小企業の経営課題」、「ブランドとは何か」を踏まえて、
先ほどの「眠っている価値を見つけて、育てる」ことを話しました。

今回の参加者は業種も立場も様々。企業も小売店も行政の方も参加くださいました。
共通点は山梨でがんばっていること。
地元を何とかしなくてはと言う問題意識が高い方がお集まりくださいました。

いずれにしろ、昨日のセッションでたくさんのご縁の糸が結ばれました。
このご縁を大事にし、クエストリーが出来ること、僕がやれることをしっかりと見つめて、
山梨で「楽しい騒ぎ」を起したいと思っています。

会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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