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2012年11月30日(金)更新

商業界12月号に掲載していただきました。

「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。

明日発売の「商業界」12月号の
「商業界が推薦するコンサルタントに聞く・・・2013年はこうなる」に
掲載していただきました。

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2012年11月20日(火)更新

こういうのがスタイルということなんだな


「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
PCに保存されている7年前に行ったイタリアの写真を
ちょっと探し物で、チェックしていると下の画像に目が留まりました。


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この画像、まるで映画のシーンのように
いま思い出しても、撮影した情景が浮かびます。
 
場所はトスカーナの古都「シエナ」のカンポ広場です。

ヴェネチアからフィレンツェに移動して、2日ほどのんびりと過ごし、
急に思い立ってバスに乗って日帰りでシエナに行った時のことです。
 
1月の中旬でしたが、風がほとんどなかったので暖かな穏やかな日でした。

広場の陽だまりのベンチに座り、ぼんやりしていたのですが、
その時に鮮やかな赤のコートが目に飛び込んできました。
 
ゆったりと杖を突きながら歩いて来て、タバコをくゆらせて物思いにふけっていました。

おそらくかなりご年配の地元の方か、
観光で近くのホテルに泊まっている方だと思うのですが、しばらく見とれてしまいました。

そのときに「こういうのがスタイルということなんだな」と思ったのを覚えています。
 
いまでもイタリアのシエナというとこのシーンを思い出します。
7年経ちますが、記憶の中にぽんと放り込まれて居心地良く住み着いています。

ご年配にもかかわらず、赤のコートをカッコよく着こなしている男性だけではなく、
イタリア、シエナ、カンポ広場というロケーションが一体となって
幸せの記憶のスタンプになっているのだと思います。

変ないい方かもしれませんが、こんな風に「ブランディング」出来たらなあと思います。

2012年11月16日(金)更新

ジャズの名曲「バードランドの子守歌」の「バード」とは何か?

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
ジャズの名曲に「バードランドの子守歌」があります。サラ・ヴォーンのアルバムが有名です。

ニューヨークにはかつて「バードランド」という名門ジャズクラブがありました。
六本木にも同じ名前のジャズクラブがありますね。随分前に何度か通ったなあ。
 
ところで、この「バード」とは何か。

長いことそういう場所があるのだと思っていましたが、
実は伝説のジャズサックス奏者「チャリー・パーカー」の愛称の「バード」からきているのです。


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「バード」の由来については諸説あるようです。

一時期「チャリー・パーカー」はレストランでの皿洗いの仕事をしていました。
このレストランでの唯一の贅沢がチキンの食べ放題。
「チャリー・パーカー」がとんでもない数のチキンを食べたことからきたともいわれています。
 
「チャリー・パーカー」は1920年にアメリカのカンザスシティで生を受けました。
高校のマーチングバンドでサックスと出会い、15歳でプロのミュージシャンとして働き始めます。
 
「チャリー・パーカー」が最も輝いていたのは、1940年代半ばから後半にかけてのこと。

ジャズの流れがスウィングからビ・バップへと大きく変わろうとしていた時期に、
その天才的なひらめきによる神がかったアドリブ演奏を数多く残しています。
 
しかし、当時のジャズメンの多くがそうであったように、
「チャリー・パーカー」も麻薬とアルコールに耽溺した人生を歩みました。

麻薬による奇行と精神病院への入院を繰り返し、1955年に35歳という若さで亡くなるのです。
 
神と狂気の紙一重のような演奏を残しながら、
まさに破滅型というような人生を送った「チャリー・パーカー」がこんな言葉を残しています。
 
「Don't play the saxophone. Let it play you.」
(サックスを演奏するのではない。サックスにあなたを演じさせるのだ)
 
「チャリー・パーカー」はサックスで自分を表現しましたが、
仕事や経営も自分を表現するためのものと考えれば、少し見方が変わってくるように思いますね。

もちろん、ブランドはその最たるものであることはいうまでもありません。
 
もしよければ、下記のYouTubeで「チャリー・パーカー」の名演をお楽しみください。
ガーシュイン作曲のジャズのスタンダードナンバー「I've Got Rhythm」です。

https://www.youtube.com/watch?v=3fgxyyrqZ-I&feature=related


2012年11月08日(木)更新

「Think Different.」の次にあるもの


 「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。

「Think Different.」とは、創業者のスティーブ・ジョブズがAppleに復帰した
1997年にスタートしたアップルのキャンペーンスローガンです。
 
このスローガンは、TVCMの他、印刷広告などでも幅広く使われ、
これに続く「Apple Switch広告キャンペーン」が始まる2002年にまで続けられました。
 
「Think Different.」というスローガンの背景には、
当時のコンピューターの巨人だったIBMのモットー「Think」があるといわれます。
これをジョブズがひと捻りしたのが「Think Different.」だったのです。
 
ジョブズにすれば、ウィンドウ全盛の時代に「他に選択肢がないの?」と消費者に投げかけると同時に、
低迷していたApple自体に活を入れる目的があったのだと思います。
 
15年も前のテレビCMですが、YouTubeでいま見ても新鮮ですね。
60秒版は、白黒のフィルム映像で構成され、
20世紀に活躍した17人の象徴的人物を取り上げています。
 
登場順に列挙しますとすごいメンバーです。

「アルベルト・アインシュタイン」、「ボブ・ディラン」、「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア」、
「リチャード・ブランソン」、「ジョン・レノン(オノ・ヨーコと共に)」、「バックミンスター・フラー」、
「トーマス・エジソン」、「モハメド・アリ」、「テッド・ターナー」、「マリア・カラス」、
「マハトマ・ガンディー」、「アメリア・イアハート」、「アルフレッド・ヒッチコック」、
「マーサ・グレアム」、「ジム・ヘンソン(カエルのカーミットと共に)」、
「フランク・ロイド・ライト」、「パブロ・ピカソ」の17名。


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コマーシャルは、何かを祈っているような表情の少女が
閉じていた眼を開く印象的な映像で終わります。
 
「Think different」で使われた「Crazy Ones」の日本語吹き替え版がYouTubeにありました。
http://www.youtube.com/watch?v=ZqNe9pDuAFU

日本語訳のナレーションは下記の通り、しびれるメッセージです。
ちなみに本家本元のナレーションは俳優の「リチャード・ドレイファス」です。
 

クレージーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に 丸い杭を打ちこむように
物事をまるで違う目で見る人たち

彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる
しかし 彼らを無視することは誰もできない
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた

彼らはクレージーと言われるが 私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが 
本当に世界を変えているのだから



しかし、あえてブランディングの視点で考えると、
「Think different.」をベースにした次のステップがあるように思います。

違いの追求だけでは必ず同質化に陥り、不毛な競争の土壌となります。
 
次のステップでは、違いを「求められるもの」に変換する思想と技術が求められているように感じます。

スティーブ・ジョブズが、
2001年の「iPod」、2007年の「iPhone」、2010年の「iPad」で実現していったように………。

2012年11月06日(火)更新

「Quest×Story」という理念と安岡正篤氏の「立命の学」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
今日はクエストリーの理念の話です。(時々書かないと考えないので・・・)

クエストリーの理念は「Quest×Story」です。9年前に会社を説りした時に掲げました。
「クエストリー:QUESTORY」という社名も「Quest」と「Story」を重ねた造語です。
 
「Quest」とは「調査、探索、冒険」、「Story」は「物語、解決策」の意味で、 
クエストリーは、じっくりと対象を「調査、探索」し、
具体的な「解決策」を提示することが仕事という思いから名付けた社名であり、理念です。
 
しかし、当たり前のことですが、仕事においては人が一番重要という思いに強くなりました。
とくにウチの仕事の「ブランディング」は人の主体性なくして実現することは不可能。
 
理念の「Quest×Story」にもその思いを盛り込みたいなあと思い、
うんうん唸りながら考えて、6年ほど前に次の一文を加えました。

私は自らの人生の主人公、
私自身を探索し、私にしか出来ないシナリオを作り、
私ならではのブランドを築き上げる。

 
これはウチの社員だけではなく、お取引先や外部のブレーンも含めて、
ブランディングに関わる人すべてにそうであって欲しいという思いが詰まっています。
 
しかし、実際にどうしたらいいのかというと、一筋縄ではいきません。
わかっているようでいて、一番わからないのが、自分自身です。
 
4年ほど前に、自分を「Quest」とした結果、会社を辞めることにしましたという社員がいました。
正直いってこれには驚きました。

辞めるのはいいのですが、どのように「Quest」した結果、
辞めるという「Story」にたどり着いたのかは残念ながら聞くことはできませんでした。
 
いまでも、徹底的自分自身を「Quest」すれば、
いま何をやるべきかという「Story」は自ずから導き出されるという思いがあります。

しかし、これをうまく伝えることが難しい。
伝えらないものを実践しろという方に無理があるのかと思う時もありますね。
 

ところで、話は変わりますが、僕の机の上には、
いつも「安岡正篤 一日一語」(安岡正泰監修致知出版)という本が置かれています。
気が向くとその日のページをぱらぱらと見ているわけです。

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安岡正篤氏は、いわずと知れた東洋思想の大家です。
30代の後半から40代にかけて、夢中になって読みました。

わからないことだらけでしたが、
安岡さんを読まねば答えが見い出せないという思いで読みました。

正直いって、相当無理をして読みました。
とりあえず、こういうことが書いてあるということだけを確認した感じです。

「安岡正篤 一日一語」に戻りますが、
たまたま今日11月6日の項には次のようなことが書かれていました。
 
「立命の学」
人と生まれた以上、本当に自分を究尽し、修練すれば、
何十億も人間がおろうが人相は皆違っているように、
他人にはない性質と能力を必ず持っている。
それをうまく開発すれば、誰でもそれを発揮することができる。
これを「運命学」「立命学」という。
今日の言葉でいうならば「人間科学」というものだ。
これが東洋哲学の一番の生粋である。

 

「Quest×Story」で伝えたいのは、まさにこの「立命の学」です。

でもやっぱり安岡正篤さんは若い人には難しく感じる見たい。
 
「いっしょになって、切磋琢磨して、ともに気づいていくこと」だと最近では腹をくくっています。

なんだか今日はまとまらないブログになってしまったなあ。

2012年11月03日(土)更新

「サッチモ」の笑顔の裏にある悲しみ

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
ジャズトランペッターでジャズヴォーカリストの「サッチモ」こと
「ルイ・アームストロング」の人気は根強いですね。


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いまでも「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」などはCMにも使われていますね。
 
ちなみに、「サッチモ」という愛称は「satchel mouth」(がま口のような口)というのを
イギリス人記者が聞き違えたとする説や、
「Such a mouth!」(なんて口だ!)から来たとする説などがあるようです。
 
人気の背景には、高い演奏技術もさることながら、
「サッチモ」という愛称がそうであるように、
独特の明るいキャラクター性と人を温かい気持ちにする雰囲気が
彼に備えわっていたからだと思います。
 
実は個人的には、「サッチモ」のにかっとした底抜けな明るい笑顔に
「どうしてそこまで笑うのか」という媚びのようなものを感じなくもありませんでした。

ジャズメンではなく芸人の顔のような印象さえ持っていました。
 
しかし、最近その笑顔は並みの笑顔ではないなあと思うようになりました。
「サッチモ」の笑顔の裏側にはいいようもない悲しみがあったのだと思います。

本当の笑顔は悲しみを知らなければ生まれません。


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彼が生まれ育ったのは、ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人が多く住む貧しい居住区でした。
母親は売春婦として働いていたといいます。当然、父親は誰なのかはわかりません。
 
母親は愛情いっぱいに彼を育てましたが、貧しい環境のなかで、
悪い連中との付き合いが始まります。
そして、拳銃の発砲事件で「サッチモ」は少年院に送られてしまいます。
 
ところがこの少年院のブラスバンドで「サッチモ」は
コルネットと出会い、演奏する楽しさに目覚めたのです。

音楽が彼を変えたといってもいいでしょう。
ジャズと出会わなければ、彼の人生はどうなっていたんでしょうね。
 
しかし、人気を得てからもサッチモの悲しみは続きます。
それは人種差別です。

公演先では白人とは同じホテルに泊まれなかったり、
劇場の入口も別々というような数々の人種差別も受けています。
人種差別に抗議して、公演をボイコットしたこともありました。
 
有名な「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」は、
1960年代、アメリカがベトナム戦争の泥沼にはまりこみ、
先の見えない閉塞感に全米が覆われていた時代にヒットしました。


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この曲の歌詞を読むと
「木の緑やバラの花、青い空や白い雪、はじめましての言葉や友人との握手、」など、
「日常の見慣れた生活の中に小さな感動が満ちあふれているよ」という内容です。
 
サッチモが歌う「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)は、
世の中が疲弊している時代に、「よく見てごらんよ、世界は素晴らしいじゃないか!」と訴えたのです。

日本の経営環境はこれからも厳しいことは間違いありません。
とくに中小企業にとっては相当の向かい風が続いています。
「もういいかあ」と諦めたくなる時もありますよね。

でもね、「ルイ・アームストロング」はこんな素敵な言葉を残してくれています。
 
「途中であきらめちゃいけない。
途中で諦めてしまったら得るものよりも失うものの方がずっと多くなってしまう。」

 

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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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