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2019年03月22日(金)更新

ミッションは細心に、ファンづくりは大胆に

『悪魔のように細心に、天使のように大胆に』、
これは映画監督、黒澤明の仕事をする時のモットーだったらしい。




悪魔の「細心」とは文字通り、細かいところまで気を配るということだ。

悪魔は誰かをだまそう賭する存在だから、周りからチェックされている。
だからこそ、本当にそうだと思わせるのが悪魔的な能力なんだろうね。

黒澤監督は、撮影で映るはずがない封筒の中身までスタッフにつくらせたという。
PCの基盤のデザインにこだわったスティーブ・ジョブズに通じるものがある。

「悪魔のように細心に」を経営に置き換えると、「ミッションの実行は細心に」。
これくらいはという一つのグレーがいつかブラックになっていくのが経営だ。


もう一つの天使の「大胆」はどう理解したらいいのか。

大胆とは「普通とは違う思い切ったやり方」ということになる。
そのためには「既成概念を外して考えろ」ということだと思う。

もっというと「手段フリー」だ。
手垢のついたやり方は捨てて、誰ももやったことがないことを楽しんでやろう。

幸せの象徴のような天使の大胆な取り組みが、人を惹きつけてファンが生まれる。


「ミッションは細心に、ファンづくりは大胆に」
本当にそうだと思う……そうしなければ「ブランドにはなれない」。



■「5月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
「人に寄り添う経営」

●日 時:2019年5月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ローズ

◆ゲストスピーカー
人の日常によりそう経営でありたい
行列ができるコッペパン専門店が生まれた理由 

吉田知史氏 株式会社吉田屋/吉田パン 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

 

2019年03月20日(水)更新

ユニークな社内イベントをつくろう

 クエストリーもそうですが、3月が年度末の会社が多いと思います。 

新年度計画を立案すると思いますが、
お勧めしたいのが「ユニークな社内イベント」づくりです。


ブランディングの観点から見ると、インナーブランディグの取り組みです。
とくに社内イベントはカルチャー(社風)を育てます。



ユニークな社内イベントの事例をご紹介します。

ディズニーリゾートには、オリエンタルランドグループの役職員が、
キャストとして働く従業員におもてなしをする「サンクスデー・アンド・ウィーク」があります。

閉園後を貸し切り、記念品をプレゼントし、
社長が直接メッセージを届けるセレモニーを開催しています。

詳しくはこちら→https://www.castingline.net/disney_benefits/thanksday.html


特別にお金をかける必要はないのですが、社内イベントは尖っていた方がいい。
ちょっとしたアイディアでユニークなイベントはつくり出せます。

例えば、社員の誕生日はあっと驚くサプライズでお祝いをする。

クエストリーでは、誕生日に出社してMacを立ち上げると、
デスクトップがお祝いのメッセージがなっていたことが何度もあります。


これは数年前の誕生日のデスクトップです



イベントではないのですが、
僕は創業以来、社員の給与明細の封筒に簡単な手紙を入れています。

また、クエストリーでは料理好きな社員が毎年梅酒づくりを行っています。
これはブランディングセッションの後の交流会で人気です。


 

会社で梅酒づくり?眉をひそめるかもしれませんが、クエストリーではOKです。
出社したら、社内でいちじくを煮ていたこともありました(笑)


これらはインナーブランディングでもあるのですが、
社員が心から楽しめるユニークなイベントをSNS等で発信することで
アウターブランディングにつながります。

ぜひ、ユニークな社内イベントを年度計画に組み込んでください。



■「5月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
「人に寄り添う経営」

●日 時:2019年5月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ローズ

◆ゲストスピーカー
人の日常によりそう経営でありたい
行列ができるコッペパン専門店が生まれた理由 

吉田知史氏 株式会社吉田屋/吉田パン 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで







 

2019年03月19日(火)更新

共通体験を通してミッションを伝える

ミッションはつくることよりも、社内に浸透させ、
事業を推進していく力に換えることが大事なのですが、これが結構悩ましいのです。

伝えているつもりが、説得になっていることも少なくありません。
言ってることはわかるけど・・・、これが社員の本音かもしれません。

ミッションを社員に「自分ごと」としてとらえてもらうのは、
ブランディングの肝心要のポイントです。

どうしたらいいのか、多くの経営者が悩んでいます。



言葉で伝えることはもちろん重要ですが、
それよりも「共通の体験」を通して、自社が目指していることを伝えた方がしみ込んでいきます。


でも、共通の体験をつくるのってなかなか難しい・・・そう感じる方が少なくありません。
大きな体験を考えてしまうと難しくなりますが、小さなことでも共通の体験は生まれます。


例えば、ショップであれば、社員といっしょに行う「店内総見」をお勧めします。

お客さまに立場になって、いっしょに店内を回るのですが、
普段見逃していることを五感で感じ取れます。

「なるほど」という思わず手を打ちたくなるような体験が自分ごとにつながっていきます。



弊社のことで恐縮ですが、小さな共通体験の事例です。
クエストリーでは「社員が作り、社内で食べる、社員ランチ」を時々行っています。



いっしょに食事をする時間は小さな共通体験です。
リラックスした雰囲気の中から、新しいアイディアが生まれてきます。

特別な料理ではなくてもいいので、ランチのひとときを共有してはいかがですか。



■「5月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
「人に寄り添う経営」

●日 時:2019年5月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ローズ

◆ゲストスピーカー
人の日常によりそう経営でありたい
行列ができるコッペパン専門店が生まれた理由 

吉田知史氏 株式会社吉田屋/吉田パン 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年03月15日(金)更新

「Life has its ups and downs」

一昨日、ブランディングクラブの「3月度ブランディングセッション」が終了しました。
参加者は、クラブ会員と一般参加の方を合わせて24名でした。

今回のゲストはクラブ会員の西岡政憲さん(西岡家具 代表取締役)さん、
香川県観音寺市からお越しくださいました。

西岡さんのスピーチのテーマは
「えがおが集う場所を創造する~人が主役の店づくりへのチャレンジ」

お店紹介のイントロダクションから始まり、西岡さん自身のストーリー、
そして西岡家具のミッションについて語っていただきました。


西岡さんが語られたのは、良かったことも苦しんだこと含めて、
それらから手に入れてきたご自分の考え方です。

それを素のまんまさらけ出して、率直に語ってくれました。
まずはこのことがすごい!胸が熱くなり、しびれました。



お話をお聞きしていて、こんな言葉を思い出しました。
「Life has its ups and downs.:人生は山あり谷あり」

大事なのは起きていることに一喜一憂するのではなく、
なぜ起きたのかを素直に見つめることです。


ところが、いいときにはそれほど深く考えません。
悪いときには逃げたくなるので、これもまた深く考えません。

もちろん、すぐに答えが出ることではないのですが、
「奢らずに、逃げずに、しっかりと向かい合って考える」。

簡単そうでいてこれがなかなかできません。


西岡さんは良くても悪くても、
逃げずに、もがき苦しみながら、ご自分と向かい合ってきました。


山や谷という体験は共有できませんが、モノの考え方は共有できます。

参加者のみなさんは「逃げずにしっかりと自分と向かい合う」という
西岡さんの考え方を共有してくださったと思います。


西岡さん、ご参加いただいたみなさんに心から感謝です。
ありがとうございました。



■「5月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
「人に寄り添う経営」

●日 時:2019年5月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ローズ

◆ゲストスピーカー
人の日常によりそう経営でありたい
行列ができるコッペパン専門店が生まれた理由 

吉田知史氏 株式会社吉田屋/吉田パン 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年03月11日(月)更新

「Turret COFFEE」のブランド力

ブランドの「シンボル」になるものが、あるとないとでは印象は大きく変わる。
そんなことを実感させられたのが、出勤前に立ち寄った「Turret COFFEE」。
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13162482/

会社から歩いて7~8分のところにあるこの店は
知ってはいたが、入ったことはなかった。

「Turret」というのは築地市場で使われている運搬用のターラーのこと、
何か話題狙いの匂いというか感じがして、少々入る気がしなかった。




​​​​​​​まあ、同じ場所で営業していた飲食店がすぐに閉店になったのことも記憶にあり、
それほど持たないのではいう気がしていた。

それに築地の「スタバ」から歩いて5秒の場所だからね。
10分ほどのところには「星乃珈琲店」もある……ちょっとした激戦区です。




「Turret COFFEE」に話を戻すと、
初めて入って驚いたのは、珈琲やラテを一杯一杯ていねいに淹れていること、

一人ひとり少々混んでいても、ペースを崩すことはない。
これって狭い店舗としては、かなり覚悟のいる営業スタイルです。


まあ、時間がない人にとってはアウトだと思うけど、
客の大半は築地市場に来た旅行中の外国人だから、時間はたっぷりとあるわけです。

しかも、お店のスタッフは英語ができる……これも強みだね。
クレームっぽいことにもしっかりと対応していました。




それと店名の「Turret:ターラー」が上手にシンボルとして使われています。
それほど広くはない店内の中央にターラーが置かれ、椅子代わりになっている。

ターラーを知っている人にとっては、どうということはないのだが、
かなりインパクトの強いブランドシンボルです。



二番煎じがしにくい、他にないシンボルだからやっぱり強いね。
美味しさと独自性、これって飲食店のブランドの王道です。




■「3月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 




◆テーマ
えがおが集う場所を創造する
人が主役の店づくりへのチャレンジ    

●日 時:2019年3月13日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン

【ゲスト講師】
西岡政憲氏 有限会社西岡家具/カフェクヌート 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで
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