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2018年07月04日(水)更新

ひと声、ひと手間、ひと工夫

商品の機能や特徴で差別化を図ろうとしてもなかなか難しい時代です。
しかし、いつの時代でも商売の基本は「お客さまを喜ばせる」に変わりはありません。


大事なポイントは「喜ばせ方」が変化していることです。


随分前のことですが、東京・中野のジュエリーショップからこんなことを学びました。

その店では、珈琲や紅茶などのお飲物を来店客にお出ししているのですが、
カップのサイズに比べ、やや大きいソーサーを使っていました。


ソーサーの脇には小さなガラスの器が載せられ、
そこには小花が一輪活けられていました。


これだけのことなのですが、
お客さまはそれを見るたびに「あら素敵」とうれしそうな声を上げ、
これが会話の糸口になっていたのです。



この事例を多くの店に伝えしましたが、実行した店はそれほどの数ではありません。
始めてもやめてしまったところもたくさんあります。


理由は「めんどうだから」。
でも、めんどうなことをやるから喜ばれるのではないでしょうか。


繁盛している店を見ると、そこには「ひと声、ひと手間、ひと工夫」があります。

誰でも実行出来ることを、実践し、継続し、
その店ならではの魅力に育て上げるのは、一朝一夕にはできません。



先ほどの花一輪のことですが、「手間がかかりませんか?」と尋ねると、
「小さい店なので、5個ほど用意しておけば充分使い回しができます」とのこと。


継続には思いだけではなく、仕組みの力も必要ですね。