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2018年07月18日(水)更新

忘れさせない、飽きさせないことがブランディングの基本

午後から神戸で開かれる家具のボランタリーチェーンの集まりで講演です。

SNS消費がテーマなのですが、
ブランディングの観点からこんなことを話そうと思っています。


ブランドとは「幸せの記憶のスタンプ」です。

顧客の記憶の中に
幸せを産んで、育んでいくのがブランディングということになるね。

ブランドは目に見えないだけに
それを主体的にコントロールするのは簡単じゃあない。



もちろん、顧客と企業との間には契約やルールはありません。
顧客は企業と自由に距離を取り、自分の好むタイミングで接してきます。 


企業にできることは、顧客が興味を持ってくれた時に
近づきたいと思えるような場を創り上げること。

言葉では簡単だけど、結構手間のかかることです。
まあ、手間がかかるのがブランディングだけどね。


避けなければならないのは企業の存在を
「忘れること」、そして「飽きること」だね。


企業ができることは、忘れられないように定期的に情報を発信すること。

SNSの活用がそのポイントだと思うので、
講演ではまずはそんなことを話します。


 

でもね、たくさんの情報が日々更新される中で、
頻度が少なければすぐに膨大な情報の中に埋もれてしまいます。


このあたりはゼタバイトのことを話すかな。

頻度を高めるには、企業側から一方的に情報を出すだけではダメ、
顧客から企業に近寄り、情報を発信してもらうような仕組みが必要です。

イベントなどの接点でハッシュタグをつけて投稿してもらうのもその一つだね。


もう一つ大事なのは飽きさせないことです。
忘れていなくても、いつも同じような情報だけでは飽きてくるよね。



鮮度の高い情報を定期的に発信するこからこそ、
企業に対する興味や関心が生まれてくるわけです。



ところで鮮度の高い情報って何でしょうか。

それはやっぱり「人間」だと思うのです。
人の考えや行動ほどおもしろくて鮮度の高い情報はありません。

臆することなく、自分の考えやそれに基づく行動をどんどん発信しよう。
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