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2017年02月20日(月)更新

『ヒューゴの不思議な発明』が素晴らしく良かった

先週の金曜日から日曜日まで
青森県八戸市、十和田市でとても楽しいひとときを過ごしました。

そのことを書こうと思ったのですが、
FBでも投稿していますので、ちょっと別なことを書きます。


昨日八戸から東京に戻る新幹線の中で、Amazon プライムビデオから、
iPadにダウンロードしてあった『ヒューゴの不思議な発明』という映画を観ました。


第84回アカデミー賞で五部門で受賞した作品です。


監督は巨匠「マーティン・スコセッシ」です。

マーティン・スコセッシといえば、
僕らの世代にとっては『タクシードライバー』が忘れられません。

ロバート・デニーロの演じるトラヴィス、ジュディ・フォスターの演じる娼婦アイリス
どちらも大学生だった僕の心に強烈に焼き付けられました。


20代にこれにガツンとやられたのです。


『タクシードライバー』がマーティン・スコセッシのベスト作品だと思っているので、
『ヒューゴの不思議な発明』はだいぶ前にダウンロードしたままでした。


ところが、この作品はまた別の意味で
マーティン・スコセッシの名作のひとつだと思います。

ネタバレになるのストーリーの解説はしませんが、
夕闇のせまるパリの街を時計台から見下ろしながら
主人公のヒューゴが少女イザベルに語るシーンがあります。



何にでも目的がある。機械にでさえ。
時計は時を知ら、汽車は人を運ぶ。

みんな果たすべき役目があるんだ。

壊れた機械を見ると悲しくなる。役目を果たせない。

人も同じだ。目的を失うと人は壊れてしまう。


ここからは世界がひとつの大きな機械に見える。

機械には不要な部品はない。

使われている部品はすべてが必要なんだ。

だから世界がひとつの機械なら、
僕は必要な人間なんだ。

理由があってここにいる。

君にも理由があるはずだ。
 

このセリフがこの映画の素晴らしさを語っています。
ブランディングの目指すところと同じではないかと思うのです。

ぜひ、お子さんやご家族といっしょにご覧になってください。
何かが変わるはずです。

予告編がYouTUBEにありましたのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=UXgYiwBAbHA