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2017年10月11日(水)更新
地域の資源を使って、地域にお金を落とす仕組み
クエストリーの櫻田です。
「ブランディングで地域と中小企業の未来を輝かせる」ために、日々動いております。
今回は「11月度ブランディングセッション」の
テーマ「地域の資源を使って、地域にお金を落とす仕組みづくり」の解説です。
中小企業のブランディングに取り組んでいると、
さまざまな社会的な課題や矛盾にぶち当たります。
かつてはそれほど気にならなかったのですが、ブランディングを突き詰めていくと、
これらを無視することができなくなりました。
とくに中小企業と地域の構造的な課題は相関関係にあります。
中小企業と地域の繁栄は裏表の関係です。
地域の雇用と産業を支えるのは中小企業なのですが、その屋台骨が大きく傾いでいます。
地方都市の疲弊も深刻です。
例えば、他県資本の大企業の大型商業施設が進出すると、一気に中心部が空洞化に陥ります。
確かに車社会の地方ではワンストップ・ショッピングが便利なことはいうまでもありません。
しかし、大型商業施設が繁盛すればするほど、お金はその会社があるところに流れます。
雇用のような形で、地元にもお金が落ちますが、それほど多くはありません。
だからといって大型商業施設の出店を拒んでも意味はありません。
国内経済は地方経済の集積によって成り立っています。
その地方の経済が力を持つためには、
まず地域内からお金を出さずに、地域内でお金を循環させることです。
その事例の一つが以前取材をした群馬県の上野村の取り組みです。
上野村→http://www.uenomura.jp
弊社がお手伝いをしているのはこちらです。
旅する上野村・人と自然がもてなす小さな村→http://uenomura-tabi.com/top/
同時に、域外からのお金を取り込むことです。
取り込むためには、一つは地域の基盤産業や地場産業を外に売り込むこと、
もう一つは域内に人を呼び消費を発生させることです。
その事例が「ワインツーリズムやまなし」です。
セッションの講師の大木貴之さん(株式会社LOCAL STANDARD 代表取締役)は
ワインツーリズムやまなしのプロデューサーです。
また、大木さんのお店の「Four Hearts Cafe(フォーハーツカフェ)」に行かれた方はご存知でしょうが、
山梨のワインはもちろんのこと、メニューに使われている食材の約7割は地元のものです。
地域の資源を使って、地域にお金を落とす目的、
それによって生まれるもの、具体的な手段と仕組み……その辺りをじっくりとお話ししていただきます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
お申し込みはクエストリーのサイトからどうぞ→http://questory.co.jp
ということで今日はここまで。
┏┓
┗■「11月度ブランディングセミナー」━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆テーマ
Four Hearts Cafeの17年間の取り組みから学ぶ
地域の資源を使って、地域にお金が落ちる仕組みづくり
●日 時:2017年11月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7F ローズ
【ゲスト講師】
大木 貴之氏 (株式会社 LOCAL STANDARD 代表取締役)
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx または 03-5148-2508
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