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2017年01月21日(土)更新

ブランドを難しく考えない

デューク・ジョーダン、アールグレイ、ニューシネマパラダイス、ブルックスブラザース、
Mac、トスカーナ……これらは何かというと、僕が個人的に好きなものやこと。

というよりもなくてはちょっとと思えるほど好きなものです。
(まあ、他にもたくさんありますがね)
 
デューク・ジョーダンはジャズピアニスト、アールグレイは紅茶、
ニューシネマパラダイスはイタリア映画、ブルックスブラザースはアメリカの洋服ブランド、
MacはApple社のPC、トスカーナはイタリアの地方名です。

 

 

一つひとつの脈絡はないし、おそらく他の人にとってはどうでもいいことかもしれないけれども、
僕にとっては特別なものです。だから、名前を見聞きすると、気になるわけです。
 
デューク・ジョーダンのCDがあれば持っているかどうか確認するし、
紅茶で選ぶのはアールグレイになるし、何度もニューシネマパラダイスを観るし、
トスカーナのことが書いてあれば、他を飛ばしても読むわけです。
 

ちょっと専門的な言い方をすれば、
こういうのは感情的な価値が高いものということになります。

理屈や理論ではなく、感情として好きなことやものです。
もっと言うと、好きを通り越しているわけで、ここがブランドの大事なところです。
 

「アールグレイってベルガモットで香りをつけたフレーバーティ、紅茶としては邪道です」
「そうな風に論理的にいわれても、好きだから仕方がないよね」

これがブランドにはあるのです。(念のために紅茶全般が好きですよ)

 

ということは、ブランディングって好きを通り越して、
「熱烈なファンになってもらうこと」と考えたらわかりやすい。

そのためには、ぶれない軸や他にない世界観が求められるわけです。
もちろん、それらを生み出す仕組みも必要で、それが僕らの仕事ということです。
 

ブランドってあれこれ難しいことを言う人がいるけれども、
僕らは「幸せの記憶のスタンプ」と言っています。

幸せの記憶のスタンプを捺してもらう取り組みが
ブランディング(INGが付いているからね)ということです。
 


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