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2016年07月19日(火)更新

ドイツブランドあれこれ

「中小企業のブランディングをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


ここ1週間ほどドイツのブランドについて調べています。
理由はドイツジュエリーの新ブランドのプロジェクトに取り組んでいるからです。

ひと口にドイツといっても、連邦国家なので16の州があります。
当然、地域性も民族性も考え方もさまざまです。
 

ドイツはこれまで4回訪問をしました。

すべてフランス国境に近い中西部の街イーダーオーバーシュタインと
西南部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)の北玄関口にフィルツハイムでした。

どちらもジュエリーのメーカーや工房が集まった美しい街です。
いまでは少なくなりましたが、5年ほど前まではジュエリー関係の仕事が多かったのです。

一般的にドイツってどんなイメージかと問われると、
多くの人が質実剛健、シンプル、機能性などを上げます。

他にはエコやリサイクルの先進国というのも上がってきます。

 

調べてみますと、ドイツには世界的なブランドが多いことに驚きました。

例えばニベアは1900年にドイツバイヤス社が発売したブランドです。
花王の国産製品だと思っている人が多いのですが、花王ニベアは同社との合弁会社です。

 

ドイツは車の有名ブランドが多いですね。
メルセデス(ドイツではベンツといって通じません)、ポルシェ、フォルクスワーゲン、
アウディ、BMVなどがすぐに浮かびますね。

いまでは世界のあちこちで生産していますので、広義の意味でドイツブランドといえます

 

時計はこれまで何度も仕事をしてきたのでわりかし詳しいのですが、渋いブランドが多いのです。
ユンカース、グラスヒュッテオリジナル、Aランゲ&ゾーネ、
ジン、ユンハウス、ノモス、ポルシェデザインなどが代表的かな。

どれも素晴らしいのですが、価格がねえ。

 

ファッションブランドだとヒューゴボス、ジルサンダー、
スポーツブランドだとアディダス、ピューマ、スーツケースのリモワもあります。

 

 

光学機器だとライカ、刃物だとツヴァイリング、変わったところでは、
熊のぬいぐるみのシュタイフもあります。

 

個人的に好きな文房具も多いですねえ。
ファアバーカステル、ペリカン、ラミー、ステッドラー、スタビロなどがすぐに浮かんできます。
どれも優れものです。

そういえば、モンブランの万年筆が会社の机の引き出しに閉まったままだなあ。
たまには使ってみるかな。

 


まだまだ世界的なドイツブランドはたくさんあるのと思うのですが、
どのブランドもモノづくりの明確な哲学があるように感じます。

背景にはドイツのマイスター制度があると思うのですが、勉強不足で雰囲気だけの感じです。
 

まあ、こんなところをあれこれ調べながら、実際に商品を手に取り、
新しいブランドのポジショニングやコンセプトを組み立てているのですが、なかなか楽しい仕事です。

お取引先からは「ドイツに行きましょう」いう話も出ているので、これもまた楽しみのひとつです。


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     忰山 舞 氏 株式会社 丸武 代表取締役
     五味 洋子 氏 五味醤油株式会社
 
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