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2016年12月04日(日)更新

なぜ、大手量販店の真似をするのでしょうか?  

昨日、今日はお取引先のボランタリーチェーンが発行している情報誌の原稿を書いていました。

特集原稿と事例のインタビュー原稿です。合わせておよそ8,000字、なかなか骨が折れます。
 

今回の特集のテーマは「地域独立店に求められる3つの条件」。

年末の発行なので、具体的な内容は紹介できませんが、
イントロとまとめの部分には、次のようなことを書きました。
(明日書き直すかもしれませんが・・・)
 
いずれにしろ、中小店はここを腑に落とし、
地域独立店として生き残るという覚悟を決めないと、具体的なステップが踏み出せません。

具体的なステップは・・・ここでは書けませんが、やはりブランディングです。
 

大手量販店はマスマーケットを狙った商売です。

大量の広告宣伝を投入し、知名度を高め、大量集客と大量販売につなげることが成功への道です。
商品のボリューム、価格の安さ、高い知名度による安心感、ここがポイントなのです。
 
大手と同じ土俵の戦いは中小店にとっては不利ですが、
すべてにおいて負けているわけではありません。

お客さまの声の中には、「量販店は売ったら終わりという感じが強い」というものがあります。
例えば、大手量販店で名前で呼ばれたことはありません。
 
大量販売は、顧客が誰であり、何を買ったかよりも、いかに数多くの接客を行い、
販売につなげられるかを常に問われています。

先ほどのお客さまの声に続いているのは
「でも、地元の店は買ったことをよく覚えてくれている」です。
 
なぜ、大手量販店の真似をするのでしょうか?

みんなが同じように伸びられた時代はとうの昔ことです。

いまは好調な市場でも明暗があり、不況業種でも抜群の好業績の企業が存在します。
まさにまだら模様の時代といえます。
 
地域の暮らしが豊かになることが、地域独立店の役割です。
常に地域とともにあり、地域に愛される続けることがつぶれないための究極の方策です。

というよりも、地域独立店を愛するお客さまが店を潰さないのです。
 
地域独立店が生き残るには、地域に密着する覚悟を決め、
目指すべき顧客を定め、ミッションを明確にすること、そして強みを仕組みにし、磨き高め、
熱烈なファンを増やし続けることです。

結果として、必ず数字はついてきます。
 

 
先の情報誌で、地域独立店の事例として掲載するのは
下記のブランディングセッションにご登壇いただく、
株式会社アサヒ商会(代表取締役 広瀬一成さん)が運営する「Hi-NOTE」です。

ブランディングセッションでは広瀬社長に90分間のご講演をしていただき、
その後は参加者同士でディスカッションを行います。

ぜひご参加ください。


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┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「1月度ブランディングセッション」のご案内
 


◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705