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2016年10月30日(日)更新

ドイツの田舎で林檎をもらう!

10月22日から29日までドイツに仕事で出張してきました。
ドイツは7年ぶり、東日本大震災の前ですから、ずいぶん前のことのような気がします。

海外は行く度に、自分自身のものの見方に刺激を受けます。
ある意味ではこれが目的といってもいいかもしれません。

仕事の内容は守秘気味があるので、ちょっと書きにくいのですが、
いくつか忘れないうちにドイツの旅のことを書いておこうと思います。

今回訪問したのは中南部の人口12万人弱の小さな地方都市のプフォルツハイムでした。
日本の関東地方でいうと、栃木の那須塩原市、静岡の掛川市の人口が12万人弱ですので、
何となくイメージがわくかもしれません。

印象的だったことはいろいろあるのですが、
ああこういうことが大事だなあと思ったことがありました。

それは、本来の目的の仕事がひと息ついた6日目のこと。
電車に乗って2時間弱でフランスのアルザス地方に行けることがわかりました。

アルザスといえば、アルザスワイン、実は10数年前に訪れたことがあります。
ということで、かなりざっくりとした計画で出かけることにしました。



途中で40分ほどの乗り換え時間があり、電車を降りた街をぶらぶらとしました。
こういう時間は結構好きです。アルザスに着かなくてもいいかなと思うほどです。

駅から10分ほど歩くと、農家の直売所らしきところに出ました。
林檎、胡桃、馬鈴薯のなどが無造作に置かれています。



気になって覗いていると結構お客さんが来るのです。
なかでも林檎は人気らしく、次々と売れていきます。

僕らも食べたくなったのですが、移動中でもあり、量は入りません。

 

そこで、図々しくも3個だけ売って欲しいというと、
農家のおじさんは箱の中から3個のリングを取り出し、
持って行けとばかりに差し出してくれるではありませんか。

お金を払おうとすると、首を横に振って要らないと言います。



ということで、ドイツの田舎で新鮮な林檎をがぶりと食べたのです。
これがみずみずしく美味しいのです。

朝ごはんをしっかり食べたのですが、ガリガリと食べることができました。

実はこの日は、もう一つドイツの田舎の人情に触れることがあったのですが、それはまた次回。