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「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
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2016年01月10日(日)更新
「無印良品はブランドではありません。」・・・うん?
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
「無印良品のデザイン」(日経デザイン編)を読み終わりました。
タイトルの「無印良品はブランドではありません」は、本書の終盤の掲載されている
良品計画の代表取締役会長の金井政明氏のインタビューの中で出てくる言葉です。
正確にはインタビューの中で触れている、
2003年に発表した「無印良品の未来」という広告の出だしの一文です。
以前この広告は見たことがありますが、出だしの一文はこんな感じです。
無印良品はブランドではありません。
無印良品は個性や流行を商品にはせず、商標の人気を価格に反映させません。
無印良品は地球環境の消費の未来をみとおす視点から商品を生み出してきました。
それは「これがいい」「これでなくてはいけない」というような
強い嗜好性を誘う商品づくりではありません。
無印良品が目指しているのは、「これがいい」ではなく、
これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくこと、
つまり「が」ではなく「で」なのです。
この広告の背景について、金井さんはこうも述べています。
一般的な企業というものはどうしても資本の論理に向かいますよね。
(中略)その結果として資本の論理に向かったときは、必ず業績が落ちる、
2001年、2002年が業績としてはどん底でした。まさにそういう時期でした。
無印良品のフィロソフィーをもう一度点検して社内外にはっきりと伝えていこうということで、
アドバイザリーボードの原研哉さんや深澤直人さんたちと議論して出来上がったのが先の広告です
ブランディングを仕事にしている立場としては、出だしの一文は気にならないことはありませんが、
本書を読めば、ブランドかブランドではないかは意味がないことであり、
それよりも軸をぶらさないことの重要性がよくわかります。
在り方を大事にした経営とはなにか?そのことを考えるには、本書はとくにおすすめです。
さらにそれを実践するための仕組みとしてのアドバイザリーボードの必要性も説かれています。
手元に置いて、再読したい一冊でした。
「1月度ブランディングセッション」を開催します。
日時:1月27日(水)13:30~17:00
会場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
「無印良品のデザイン」(日経デザイン編)を読み終わりました。
タイトルの「無印良品はブランドではありません」は、本書の終盤の掲載されている
良品計画の代表取締役会長の金井政明氏のインタビューの中で出てくる言葉です。
正確にはインタビューの中で触れている、
2003年に発表した「無印良品の未来」という広告の出だしの一文です。
以前この広告は見たことがありますが、出だしの一文はこんな感じです。
無印良品はブランドではありません。
無印良品は個性や流行を商品にはせず、商標の人気を価格に反映させません。
無印良品は地球環境の消費の未来をみとおす視点から商品を生み出してきました。
それは「これがいい」「これでなくてはいけない」というような
強い嗜好性を誘う商品づくりではありません。
無印良品が目指しているのは、「これがいい」ではなく、
これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくこと、
つまり「が」ではなく「で」なのです。
この広告の背景について、金井さんはこうも述べています。
一般的な企業というものはどうしても資本の論理に向かいますよね。
(中略)その結果として資本の論理に向かったときは、必ず業績が落ちる、
2001年、2002年が業績としてはどん底でした。まさにそういう時期でした。
無印良品のフィロソフィーをもう一度点検して社内外にはっきりと伝えていこうということで、
アドバイザリーボードの原研哉さんや深澤直人さんたちと議論して出来上がったのが先の広告です
ブランディングを仕事にしている立場としては、出だしの一文は気にならないことはありませんが、
本書を読めば、ブランドかブランドではないかは意味がないことであり、
それよりも軸をぶらさないことの重要性がよくわかります。
在り方を大事にした経営とはなにか?そのことを考えるには、本書はとくにおすすめです。
さらにそれを実践するための仕組みとしてのアドバイザリーボードの必要性も説かれています。
手元に置いて、再読したい一冊でした。
「1月度ブランディングセッション」を開催します。
日時:1月27日(水)13:30~17:00
会場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
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