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2015年08月25日(火)更新

英国の作家「フレデリック・フォーサイス」のこと

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
海外のミステリー小説が好きです。同時に冒険小説も好きです。

好きな作家の一人を挙げるのは難しいのですが、
ベスト5に入るのは英国の作家「フレデリック・フォーサイス」です。

実は今日8月25日は、「フレデリック・フォーサイス」の生誕日(1938年)です。
渋い大人のイメージのフォーサイスも、御歳77歳ということになります。

 
少し前らしいのですが、やはり年齢を感じますねえ。

「ジャッカルの日」から始まり、
「オデッサファイル」「戦争の犬たち」「シェパード」「神の拳」「イコン」・・・
たぶんですが、日本で発表された作品はすべて読んだはず。

なぜこうまで引き寄せられたのか?
それは綿密な取材に基づく物語性だと思う(若干、偏りもあるけれども・・・)。

    

しかし、残念なことに絶筆宣言のあとに発表された
「アヴェンジャー」や「アフガンの男」などの作品には心が震えません。

読み手のこちらの好みが変わったのかもしれませんが、
フォーサイスが得意とするテーマ設定が時代に合わなくなってきているようにも感じるのです。

フォーサイスの作品は綿密な取材が物語に奥行きを持たせ、ひとつの世界観を作っています。
それが難しい時代になっているのを感じます。

もちろん、小説と現実が違うのは当たり前のことなのですが・・・。

例えば、フォーサイスがたびたびテーマに取り上げているテロリストについても、
基本的に個人が主体となって登場します。

しかし、いまは組織のテロの時代になっています。
組織を動かしているのは個人なのですが、それが見えない恐さを感じるのです。



個人的なベスト1は、映画の影響もあり「ジャッカルの日」です。
秋の気配も漂ってきたので、久しぶりに読んでみるかな。


 

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