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2015年05月18日(月)更新

NYのジャズクラブ「Blue Note」のTシャツ

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


テレビ東京で日曜日のお昼に放送されている「何でも鑑定団」という番組をよく見ます。

昨日のそうだったけれども、お宝の価格を鑑定してもらうために出演している人は、
そのお宝にまつわる「由来」や「エピソード」を語ります。

これが番組を盛り上げるひとつのポイントになっています。



「ご先祖様がお殿様から拝領したお宝」「蔵を取り壊した時に奥から出てきた逸品」
「貸した金の代金としてもらった品物」などどれも固有の「物語」を秘めています。

番組的にはお宝に付けられた価格との鑑定士の評価した価格のギャップがポイントになっています。

マーケティングに、商品にまつわる特別な「物語」を加えることによって、
商品そのものを魅力的に見せるという手法があります。

「何でも鑑定団」を見ると、「物語」は商品そのものの仕様や特徴を説明するよりも、
はるかに感情に訴える力があると思います。
 

実は僕にもお宝があります。それは一枚のTシャツです。



他人から見たら変哲もない白地に青の横文字がプリントされたTシャツですが、
「これはいまから20年ほど前にNYのジャズクラブ『Blue Note』で手に入れたものです」
と言えば、ちょっと興味を抱いてくれるかもしれません。

さらに「その時に出演していたのは、
ジャズヴィブラフォンの名プレイヤー、ミルト・ジャクソン。



ライブ終了後に楽屋に行ってTシャツにサインをしてもらいました。
しかも「僕の名前入り」と言えば、たいていの方がへえっという顔つきに変わります。



価格は忘れましたが、NYの名門ジャズクラブ「Blue Note」の
お土産として売られていた平凡なTシャツです。

これがジャズプレーヤー「ミルト・ジャクソン」のサイン入りという
「物語」が加わることによりがらりと表情が変わるのです。

これが「物語」の持つパワーですね。

それにしても、どうしていっしょに写真を撮らなかったんだろう・・・。



クエストリー:http://www.questory.co.jp
 
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