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2015年12月25日(金)更新

「表現」だけを考えてはいられない・・・「NIKKEI DESIGN」の記事より

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。


クエストリーはコンサルティングだけの会社だと思われている方が多いのですが、
ブランドデザインの仕事をかなりの量でこなしています。

社内には二人のデザイナーがいますし、外部のブレーンも多数います。
ブランドのロゴを作ったり、パンフレットやカタログ、ポスター、ブックのデザインもしています。
ウェッブサイトの仕事も多くなっています。

そんな関係で「NIKKEI DESIGN」を会社で購読しています。
12月号が先日届き、ぱらぱらとページをめくっていると、
連載記事のひとつの「DRAFT 宮田誠 仕事の流儀」に目が止まりました。



21回目の今回は、「表現だけを考えてはいられない」というタイトルです。
読んで、極めて同感と思わず手を打ちたくなりました。

宮田さんが関わられているのは大手メーカーの仕事が多いのですが、
クエストリーのフィールドの中小企業もまったく同じです。


宮田さんはこう書いています。

今は、「リーダーがいない時代」です。
「○○さんが決めてんだから、みんなこれで行こう!」というクライアントは滅多にいませんね。
組織のいろいろな人にデザインを見せなければならないし、段階を踏まなきゃいけない。
係長、課長、部長、みんながいろいろなことを言うわけです。船頭が多過ぎますよ。

この出だしで納得です。

何を言いたいのか、伝えたいのか−−−−−−とにかく整理をしてあげなきゃいけないときに
僕がよくやるのが、「まず、ステートメントを作りましょう」というやり方です。
ステートメントって、日本語で言うと「宣言」とか「約束」になるかな。
顧客に向けて書く、短い「手紙」のようなものですね。
この商品やサービスをどんな思いで作ったか、顧客に何を届けたいのか−−−−−
そんな思いを手紙にしてみるのです。

ああ、同じようなプロセスを踏んでいるんだなあ。

これ以上は実際に「NIKKEI DESIGN」をお読みいただいた方がいいと思うのですが、
要は「すり合わせ作業」がとても大事ということを宮田さんは書かれています。

すごく参考になり、ちょっと勇気づけられ、すぐに社内に回覧いたしました。