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2014年09月04日(木)更新

「年間経営計画」ってどう作ったらいいのでしょうか?

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。


昨日はお取引先の新年度経営計画発表会会に参加させていただきました。

多くの会社が年度の経営計画を作られていると思います。
もちろん、クエストリーも作っています。

しかし、経営計画の立案でいくつか気になることがあります。

ああ、その前に計画そのものを作っていないという会社もありますよね。

「計画なんかなくても何とかなる」という意見が多いのですが、
そういう会社に多いのはジョットコースターみたいに上がったり下がったりです。
やはりその場しのぎの場当たり的な経営に陥りやすいのです。

 
さて、経営計画を二つの面で切り分けをしてみましょう。
一つは経営計画そのものの中身のことです。
もう一つは計画を社内全体で共有することの意味です。

 
まずは中身のことから考えてみましょう。
「経営計画は作ってある」という会社の多くは数値計画のことを言っているように思います
数値計画は必要ですが、これはやはり計画の一部分でしかありませんね。
 
年間の売上、粗利益、販売一般管理費、そして営業利益の4点セットと、
それを部門別、月別の二つに分類したものが数値計画の基本中の基本です。

しかし、多くの経営計画は売上だけの計画に終わっています。
しかもそれは前年比較の目標が多いのです。
 
「出来る根拠と条件を明確にしましょう」が
数値計画の合言葉なのですが、なかなかこれを理解してもらえません。

最後は「数字に縛られたくない」・・・フーテンのとらさんじゃあないけど
「それを言っちゃおしまい」です。

 
数値計画以外に大事な要素があります(数値計画だけでは人は動きません)。

1年後の出来栄えを明確にした基本方針と重点施策が必要です。
「できていないことを出来るように」
「できていることの精度をさらに高めるために」これがポイントです。
 

基本方針は「このことの実力を何としてもつけたい」「このことをどうしても解決したい」
という強い思いがこもった事項を持ってきます。

基本方針が、結果的には重点施策の解決や数値計画の達成につながることがベストです。

 
基本方針も、重点施策も、聞こえごこちがいい言葉でまとめる必要はありません。
無骨でもいいので、思いのこもった言葉で表現してください。
ただ、出来るだけ簡潔に短くまとめることが肝になります。

そして、最後に経営計画発表会を必ず開催することです。
資料を配って終わりでは、魂が入りません。

全員で何としてもこの計画を実現しよう、という強い思いを共有する場が経営計画発表会です。



9月17日(水)に東京国際フォーラムにて開催!



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クエストリー・ブランディングクラブ
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