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2014年05月16日(金)更新

新しいことがすべていいとは限らない

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
さすがにこの時間いなると涼しくなりましたが、
今日の東京は日差しいっぱいで最高気温は26度を超えました。

ビールが飲みたくなるなりますね。



「何か新しいことをしなくてはいけない」という
強迫観念にも似た感情にとらわれている経営者が少なくありません。

いまやっていることはよくないと考え、常に新しいことをやることがいいことと思っているのです。
 

不安がそうさせるのかなあ。

傾向としてはまじめではあるけれども、
回りや環境に影響を受けやすいタイプの方が多いように感じます。
 

しかし、よく考えてみると、新しいことがすべていいという保証はどこにもありません。
これまでやってきたことも、その時にいいと思ったからこそ取り組んだはずです。
 

それにご本人はいいでしょうが、周りは大変です。

これまではこれに取り組めといわれてやってきたのに、
今度はこれに変更というのですから戸惑ってしまいます。

 
経営者はすぐに切り替えられると思いがちですが、組織全体はそうではありません。
組織は慣性で回っています。切り替わるには時間とエネルギーが必要なのです。

 
大事なのは、変化そのものの前に、最も重要なことに集中出来ているかです。
重要なことのために、新しい試みに挑戦する必要があるのならばやればいいし、
そうでなければやらないことです。
 

​経営の神様といわれたP.F.ドラッカー氏はこういっています。
「成果をあげる秘訣をひとつ挙げるとするならば、それは集中である。」
 
さらにそれに続けてこうも語っています。

「成果をあげる者は最も重要なことから始め、しかも一度にひとつのことしか行わない。」



個人的にも経験がありますが、人は不安に駆られるとあれもこれもと手を出したくなります。
それが得意でないにもかかわらず・・・。

 
最も重要なことに集中するためには、いま必要ではないことはやらないことです。
一生懸命やっているけれども成果に結びつかない組織に多いのはこの問題です。

 
マンネリで続けていて、価値を生まないことは、
思い切ってやめてしまうか大幅に縮小することです。

また、いまやろうとしていることも、本当に必要かどうかを冷静に判断すべきですね。

さてと、ブログも書いたし、ビールでも飲むかな。


 
 
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