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2014年05月12日(月)更新

来させる理由ではなく、行きたくなる理由

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

 
商売をしているとお客様に来ていただくためにいろいろな手を考えますよね。
でも惜しいなあと思うことが時々あります。

よくあるのが「ご来店の方に◯◯◯プレゼント」や
「いまなら20%オフ」などの特典や価格訴求の手法です。

 
もちろんこれも必要かもしれないけど、これだけならどこで買ってもそれほどの違いはありません。
もっといい特典や割引があれば当然そちらに流れます。
それ以上の得点や割引をつけると必ず同質化競争に巻き込まれます。

 
急に話題はスタバになりますが、僕はスタバを良く利用します。
スタバでは本を読んだり、あれこれと考え事をすることが多いのです。
 
でもスタバって決して安くはありません。雰囲気だけならもっといいところが他にもあります。
でもなぜ僕はスタバに行くんだろう。


僕がよく利用する千葉の「四街道店」です。

 
先日訪れたスタバでラテをオーダーしてお金を払っている時のこと。
男性スタッフが「気持ちのいい天気ですよね」と声をかけてくれました。
「ホント初夏のような陽気ですね」とこちらも言葉を返しました。

これって知り合いならば自然なやり取りです。
 
この自然のやりとりが他の店でも起こるかと言うと必ずしもそうでもありません。
単にラテと代金の交換で終わったり、商品のオススメのトークはありますが、
自然な会話はあまりありません。
 
 
来させる理由は特典や割引など商品に付け加えるものになりがちです。
要は、来たら、買ったらということです。これってどこも同じです。

それよりも、お客様が行きたくなる理由を考えた方がいいと思う。

 
それにしても、スタバの店舗数は今年の3月末で985店舗(うちライセンス店舗43店舗)。

もちろん、ばらつきはあると思いますが、
「人々の心を豊かで活力あるものにするために一人ひとりのお客様、
一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」

このミッションが現場に根付いているのを感じますね。
 


5月19日(月)ブランディングセッションを開催します。
 


クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 
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