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2014年05月01日(木)更新

【捌(さば)かれている虚しさ】

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


昨日は某所へ日帰り出張で東京駅から新幹線を利用しました。

朝9時台の東京駅は通勤客も多いのですが、
GWということでとくに旅行客がひっきりなしに往き来しています。

 
新幹線に乗る前に、コンビニタイプの店で
サンドウィッチと午後ティーを手に取り、レジに向かうと行列ができていました。

時間に余裕があったので問題はないのですが、
その後のレジの女性の対応にはちょっと違和感が残りました。

 
レジが空くと「こちらへ」と声がかかるのですが、
その後に「早く来てください」という言葉を飲み込んだような目線です。
 

 
驚いたのはレジ処理と袋つめの速さ。ノロノロも嫌だけど、
レジ処理時間のコンテストでもやってんじゃあないのかと思えるようなスピード感です。

見事といえばそうかもしれませんが、何か機械かロボットと相対している感じです。
 
ルール通り、商品と金額を読み上げての入力ですが、
早口言葉のようで、何を言っているのか解読不明です。

代金を支払うと、これまたすごいスピードで釣り銭が戻って来ました。
無駄な動きは一つもないので相当訓練しているんだろうな。
 
当然、その流れでの「ありがとうございました」、
これも早口言葉、まあ呪文みたいな感じですね。

財布に釣り銭をしまっていると、目線と身体は次のお客様に向かっています。
ひたすら早く、効率的に、捌く時間を短縮することが仕事なんでしょうね。
 

もちろん、特別なホスピタリティを期待しているわけではないのですが、
まるでベルトコンベアーで作業をしているようです。
でもね、こちらは荷物じゃないんだよなあ。
捌かれているような虚しさを感じましたね。


何に価値を置いているかが会社のカルチャーだと思うけれども、
おそらく彼女は優秀なスタッフなんだろうな。

でもね、これでお客様が幸せになるんだろうか。

 
せめて、目を合わせて、満面の笑顔で、行ってらっしゃいくらい付け加えてもいいんじゃないの。
何十メートルの行列ができるわけではないよ。

通勤と旅行の一瞬に、素敵な笑顔と優しい言葉に出会えば、
幸せが広がると思うのだけれども・・・。




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