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2014年04月14日(月)更新

相手の気持ちを察知する力

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

クエストリーには「クエストリーが大事にする10の力」という行動指針があります。
その一番目の力として掲げているのは「相手の気持ちを察知する力」。
 
補足として書かれているのは次の一文。
「相手がどうして欲しいのか、何を求めているのか、それを考えろ、仕事はそこから始まる」。


昨日読んだ「COURRiER」5月号に短い内容ですが、
ネルソン・マンデラ氏のことが書いてありました。

これを読んで「相手の気持ちを察知する」ことを
わかっているつもりではいたのですが、まだまだ甘いなあと感じました。



昨年12月に亡くなられたマンデラ氏は、若くして反アパルトヘイト運動に身を投じました。

しかし、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受けたのです。
27年に及ぶ獄中生活の末、釈放されたのは1990年のことでした。
 
その後はアパルトヘイト撤廃に尽力し、1993年にノーベル平和賞を受賞、
1994年には南アフリカ初の全人種参加選挙により、同国の大統領に就任しました。
 


さて、「相手の気持ちを察知する」ということについてです。
マンデラ氏は27年間に渡る獄中で何に時間を割いたのでしょうか?

それは自分を投獄したアフリカーナー(アフリカ南部に居住するオランダ系の白人)の
歴史を学び、彼らの言語を習得することでした。
 
マンデラ氏は、対立する相手の視点から世界を見ることができれば、
将来の交渉で役に立つと信じていたからです。

察知するということは、感覚ではなく、真剣に考えることなのですね。


マンデラ氏は次のような言葉を残しています。
この信念があったからこそ、27年間の獄中生活に耐えられたのだと思います。
 
この信念、やはり半端じゃあないなあ。
 

生まれたときから、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいない。

人は憎むことを学ぶのだ。

もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできる。

愛は、憎しみに比べ、より自然に人間の心にとどく。
 

 

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