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2014年10月09日(木)更新

軸のずれた独楽は回らない

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

一昨日はブランディングクラブの会報の対談取材で都内のあるところを訪問しました。

お話には聞いておりましたが、見事なビジョンと取り組み、
目的と仕組みのお話を聞かせていただきました。
 
お話を中で感じたことのひとつですが、強いブランドに共通していることのひとつに、
頑固一徹ともいえる強力な統一性と継続性が挙げられます。


 例えば、ミッションに上質さを掲げているとします。

しかし、店頭では価格だけ、売れればいいと言う姿勢だけを強調していたとしたら、
当然のことですが、お客様は不信感を感じるはずです。
 

あらゆるコンタクトポイント(店と社会の接点)において、
いかに統一性と継続性を保てるかがブランディングです。
 
言いかえれば、徹底力ということになります。
ひとつのことをぶらさずに、愚直とも言えるように徹底する力のことです。
 


例えば、他店でどんなに売れていても、儲かるとわかっていても、
自店の目指す世界観に合わない品ならば、取り扱わないという覚悟です。
 
何の商売でもそうでしょうが、とくにブランドを目指そうとするならば、
小さなことを大事にする姿勢が求められます。

あらゆるコンタクトポイントに手を抜かずに、
積み上げ、積み重ねることにより、らしさが創り上げられるからです。
 

目先の売上や利益に振り回されないのがブランドです。
軸のずれた独楽は、力いっぱい回してもうまく回りません。

軸をぶらさない………言うは簡単ですが、実行し続けるのは並大抵のことではありません。
 

つくづく思うのですが、ブランドというと格好のいい華やかな面を想像するかもしれませんが 、
本当は地味で泥臭いことの連続ではないでしょうか。
 


「11月度ブランディングセッション」11月18日(火)開催


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クエストリー・ブランディングクラブ
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