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2013年07月02日(火)更新

「スターバックスコーヒー」の名前の由来は小説「白鯨」にありました

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。





昨日のお昼過ぎに知り合いの方から電話。来週ちょっと話がしたいとのこと。
「待ち合わせはどこにしましょう?」「じゃあ、いつものスタバで」。

人との打ち合わせだけでなく、
僕は日曜日には一册の本を持って散歩をしながらよくスタバに行きます。

そういえば、会社を立ち上げる前のフリーランスで仕事をしたときは、
銀座のマロニエ通りのスタバが事務所代わりだったなあ。
取引先との打合せも企画書も原稿もスタバで書いていた。

いまもそうだけど、スタバにはずいぶんとお世話になっている。


ところで「スターバックスコーヒー」という社名はどうして決まったんだろう。
「スターバックス物語」と言う本に書いてあったような気がするけど、肝心の本が見つからない。

本棚から見つかったのは数年前に出版された「スターバックス大解剖」と言うムック本。
ページをぱらぱらとめくっていると名前の由来がちょっとだけ書かれていました。





どうやら「スターバックス」という名前は
ハーマン・メルヴィルの世界的に有名な小説「白鯨」に由来しているらしい。

この小説に出てくる捕鯨船「ピークォド号」の
エイハブ船長が最も信頼している乗員の名が何と「スターバック」・・・。

僕は「白鯨」は読んでいないけど、​小説ではこの一等航海士のスターバックは
コーヒー好きという設定になっているようです。


インターネットで調べると、最初は捕鯨船の名前の「ピークォド」が候補に挙がったようだけど、
「pee」(おしっこ)の「quod」(刑務所)に聞こえるということでボツになったのこと。
意味よりもピークォドって言いにくいなあ。


まあ、こうしてあれこれあったようですが、
「スターバックスコーヒー」と言う名前が決まった訳です。

ちなみにスタバのロゴの女性は「セイレン」(サイレン)という
ギリシャ神話などに出てくる二つの尾をもつ人魚です。
16世紀の北欧の木版画がもとになっているようですね。


スタバだけではなく、社名が決まるまでのプロセスもブランドの大事な物語のひとつですねえ。
あなたの会社のネーミングにはどんな物語がありますか?