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2013年04月16日(火)更新

売るモノがたった一つしかなかったとしたら

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 


たくさんの品揃えがあるから、一つくらい売れなくてもなんとかなる。
そう言う気持ちが売り手のどこかにあります。

でも、品揃えは一つだけというルールがあったとしたらどうしますか?

あなたの目の前にはお客様に提案したい商品が一つしかないのです。
提案というと柔らかいけど、要は売りたい商品のことです。
 

特徴も機能も明確で、価格も手頃だし、品質もいい、
しかもデザインも悪くない・・・でも売れない。
 
誰だって売れないと思って仕入れるわけはありません。
当然売れると思うから仕入れたり、作るのだと思います。

でも売れないのです。
 

大概は「これはなにか問題がある商品で、自分の見込み違いだった」といい始めます。
いうなれば簡単に諦めるわけです。

結果的には価格を下げて早く処分しようと考えます。
 

でも、くどいようだけど、あなたの手元にはこれしか売るモノがないのです。
何としてもこれを売らなければならない状況なのです。
 

もう一度、じっくりと商品を見つめ直すのではないでしょうか。

すると、いままでとは違った美点や魅力を発見するかもしれません。
弱点だと思ったことも素敵に見えてきます。
 

さらに、作った背景を知ろうとするのではないですか。

なぜ作ったのか?どこにこだわったのか?どんな素材や技術を使っているのか?
根本的、多面的に見るといろいろなことが見えてきます。
 

もっと深く考えると、使い心地を知ろうとするかもしれません。

使用した人がいるならその人の話に耳を傾けると思います。
いなければ自分自身で使ってみるでしょう。
 

これらをつなぎ合わせると、ひとつの物語が浮かび上がってきます。

あなたがこれを目指すべきお客様に伝えたときに、
いままで売れなかった商品が売れ始めるかもしれません。
 

「えっ、それで売れれば世話はない?」・・・確かにそうかもしれませんね。
でも試してみる価値はあるのではないですか?

だって、いまのままではいつまでも売れないのですから。
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