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2013年02月27日(水)更新

あなたの会社(店)は何屋さん?

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 

どうも風邪がまだ完全に抜けきっていない感じで体調がイマイチです。
それに加えて花粉症も始まっています。春が待ち遠しいのですが、う~んと言う感じですね。

クエストリーのブランディングプロジェクトのひとつに、「ミッションの立案」があります。

いまもミッションを作り上げるプロジェクトを3社のお取引先で行っています。
今日はその中の1社のプロジェクトミーティングでした。

4ヶ月を掛けて取り組んできた「ミッション」がとうとう完成しました。
来月には社員全員参加で「ミッション発表会」を開催します。


ところで、ミッションプロジェクトの中で、こんな質問をすることがあります。

「あなたの会社(店)は何屋さんですか?」
 
 



多くの方は、業種や取り扱い商品をお答えになります。
例えば、宝石店、文房具屋、イタリアンレストラン、焼き肉店、クリーニング屋・・・と言った感じですね。
 

もちろんこれでも間違いではないのですが、
同じ業種や商品を扱う店や会社は世の中にたくさんあります。

嫌ないい方かもしれませんが、あなたの会社は砂浜の一粒の砂と同じです。
 たくさんの中のひとつでしかないのですから、あなたの独自性は光り輝きません。

そこでもう一歩踏み込んで考えることをプロジェクトでは行います。

 
あなたは何をお客様に約束しているのでしょうか?
商品やサービスを通じて何を提供しているのでしょうか?
誰のどんな課題を解決しようとしているのでしょうか?
 
それに対する答えを明確に言い切れる経営者は意外と少ないのです。

これを短い言葉で言い切れる会社は向かうべき道が定まっているので、やるべきことが明確です。
 
言いかえれば、会社の基本軸がはっきりとしているのです。
基本軸が決まると、軸に合わないこと、軸とは違うことが見えてきます。

勇気を持ってこれを捨てることですね。

 
軸が決まっていないと、どれも大事に見えてなかなか捨てることができません。
水がいっぱいのグラスに新しい水を注いでもあふれ出して周りが濡れるだけですよ。
 
でもね、捨てるとあなたの独自性は黙っていても光り輝いてきます。
しつこいようですが、新しいものをつけ加える前に、捨てること、これがすごく大事です。

さて、質問です・・・「あなたの会社(店)は何屋さんですか?」
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