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2013年02月19日(火)更新
「モハメド・アリ」と「針鼠の概念」
なんだかよくわからないブログのタイトルですが、
「モハメド・アリ」はあまりにも有名な天才的なプロボクサーのことです。
デビュー当初は「カシアス・クレイ」と呼ばれていましたが、
1964年に「ネーション・オブ・イスラム」への参加を機に、
リングネームのみならず本名自体を「モハメド・アリ」に改名しました。
ヘビー級に華麗なフットワークと鋭い左ジャブを活用する
アウトボクシングを持ち込んだ彼のボクシングスタイルは
「Float like a butterfly, sting like a bee 蝶のように舞い、蜂のように刺す」といわれました。
1960年のローマオリンピックではライトヘビー級で金メダルを獲得し、
プロに転向してからも連戦連勝、ついにヘビー級のチャンピオンに昇り詰めていったのです。
しかし、黒人の自由を求める言動やベトナム戦争に反対する過激な発言などが
世間の誹謗と中傷を呼び、王座を剥奪されたばかりか、
4年間もの出場停止処分を受けてしまいます。
悔しさのあまり、オリンピックの金メダルを川に投げ捨てた逸話もよく知られるところです。
復帰した後は数々の華やかな戦歴を残し、「アリ」は1980年に引退するのですが、
その後、「アリ」の姿は公の場からは消してしまいました。
ボクシングの後に「アリ」を待っていたのは、パーキンソン病との戦いだったのです。
再び世界の人たちが「アリ」の姿を見たのは、
1996年のアトランタオリンピックの開会式で聖火を聖火台に点火するシーンでした。
ふるえる手でトーチを持つ姿は人々に感動を呼び起こしました。
また、昨年開催されたロンドンオリンピックの開会式では、
オリンピック旗運搬の際に、実に3年ぶりに公の場に姿を現しました。
その天才的ボクサー「モハメド・アリ」がこんな言葉を残しています。
「人は世界一のゴミ収集人になれる。
世界一のモデルにだってなれる。
たとえ何をやろうと、それが世界一なら何も問題はない。」
なるほど、納得です。
この「アリ」の言葉で思い出したのが、
「ビジョナリ―カンパニー2・・・飛躍の法則」に出てくる「針鼠の概念」というのが出てきます。
すみません、やっと「針鼠の概念」が出てきました。
「針鼠の概念」の原典は古代ギリシャ語の寓話です。
「狐はたくさんのことを知っているが、針鼠はたった一つ、肝心要の点を知っている」
「ビジョナリ―カンパニー2・・・飛躍の法則」では
その肝心要の一点を3つの円が重なる部分で示しています。
ひとつめの円は「情熱を持って取り組めるもの」、もうひとつの円が「経済的原動力になるもの」
そして、3番目の円が「アリ」の言うところの、「自社が世界一になれる部分」です。
「世界一」の基準は何かというと難しいのですが、少なくても「アリ」が言うように
「たとえ何をやろうと、それが世界一ならば問題ない」、この辺りにヒントがあるように感じます。
あなたはどの分野で世界一になろうとしているのですか?
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