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2013年10月28日(月)更新

「小さくても光り輝くブランド」の読書会を始めました。


 「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 
約2ヶ月ぶりのブログアップです。

弊社には今年の4月に二人の女性メンバーが入社しました。
 デザイナーの大西さんは学校に通いながらアルバイトとして弊社で1年半働き、
卒業を機に正社員として入社してくれました。

もう一人の岡田さんは大学卒業後、1年間の中学校の教員生活を経て、
ご縁があってプランナーとして入社してくれました。
 
二人ともすごくがんばってくれています。
僕が働き始めたときと比べるとはるかに優秀だな。

そうはいっても、弊社の業務のブランドのコンサルティングと
ブランドデザインの仕事は、個別の対応が多く、マニュアル化がなかなか難しい。
 
10社には10社のブランディングが存在します。
日々仕事をしながらブランディングには正解がないことを実感します。
もちろんブランディグの知識は必要ですが、それだけは中小企業の経営者には通用しません。
 
そう言ってしまうと身も蓋もないのですが、
幸いなことに、会社を立ち上げてから10年間のなかで、もがきながら?
作り上げてきたクエストリーならではのブランディグのセオリーがあります。

それは教科書的なものではなく、お取り引き先といっしょに作り上げたものです。
それをまとめたものが今年の3月に出版した「小さくても光り輝くブランド」です。

弊社が考えるブランディグの基本の考え方、強いブランドに共通するポイント、
10社のブランディグ事例、ブランドになるための4つのステージなどをまとめた一冊です。



 

前置きが長くなりましたが、あるとき本を読んでいるとこんな感じの文章に出会いました。
「一人ひとりの社員の成長が、会社の成長の基盤となる」。
確かにそうだと思います。そして、社員の成長の場を作ることが会社の役目だと感じました。
 
人間的な成長、社会人としての成長、技術的な成長・・・成長にはさまざまな要素があります。
当然、ブランディングが仕事ですので、それを通じて成長して欲しいという思いもあります。
 
しかし、言うのは簡単ですが、実際にはどうしたらいいのか・・・やっぱり悩みますよ。
ただ、単なる知識や技術の取得ということではなく、
モノの考え方や見方が深まることが大事だという思いがあります。
 
ならばブランディングを通じて、自分のモノの見方や考え方を
見つめる場を作ればいいのではと考えました。

もっと言うとブランディングを考えざるを得ない状況を作り出すことです。
(もちろん、追い込むのではなく、いい意味でですよ)

そしていろいろと考えて「小さくても光り輝くブランド」の
読書会を行うことにしたのです。
(実は読書会は前職の会社で嫌というほど経験しています・・・)
 

僕も含めて3名で、月に3回、始業前の朝9時から9時半までの30分間、
会社の近くのタリーズコーヒーで、一章ずつ読んできて感想を語り合うだけの会です。

ひとつだけ、気をつけているのは、僕が教えるという雰囲気にならないようにすることです。
 
今週31日が3回目になりますが、実は一番勉強になっているのが僕自身のような気がします。

若い二人の女性から、自分の書いた本の感想を聞くことができるのですから・・・
実際に2回の読書会ではっとさせられることがいくつもありました。
 
浸み込むのがブランディングですが、読書会も同じように感じます。
なにせ一章ずつですから、先は長いのです。
コツコツと続けていこうと思います。