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2011年05月13日(金)更新

ブランドのファンづくりの仕組みと技

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

一昨年になりますが、8回シリーズで「ブランディング実践塾」という勉強会を開催いたしました。
テーマは「ファンづくりの技を学ぶ」、8回の実践塾ではファンづくりのための8つの手法を
ワーク形式も取り入れて参加者とともに楽しく学ぶことが出来ました。

8回シリーズを終えて、参加者のその後はどうなっているのかと言いますと、
実践塾で学んだことを見事に活かして店もあれば、残念ながらそうでない店もあります。
ファンづくり技を取り入れたが、次第に継続出来ていないケースが少なくありません。

実践塾の開催のきっかけはある宝飾専門店の経営幹部のこんなお声からでした。
「ミッションとかコンセプトもいいけれども、実際にお客様に来てもらうための方法を具体的に教えて欲しい」。
いうなればこのお店の幹部の方は、集客のハウツーや手法を求めていたのです。

書店に行きますと、テーマは別として、ハウツーや手法をまとめた書籍がたくさん並んでいます。
それを読めば、すぐにでも成果が出るような錯覚に陥る方も多いと思います。
でも多くの方が経験していると思いますが、実際はそう簡単にはうまくはいきません。

書籍に問題があるのではありません。(中には問題がある書籍もありますが………)。
大事なのは、自分がどうしたいのかという問題意識です。
寝ても覚めても頭から離れない、何とかしたいという強い思いは、問題の本質を絞り込みます。
ここが見えていることが大事です。

問題の本質が絞り込まれていると、解決策は明確に見えてきます。
「○○○を使えばこういう成果につながる、ここを○○○の方法で押さえればこんな風になる………」
成果につながるストーリーが出来上がります。仮にうまくいかなくてもすぐに軌道修正が出来ます。

実践塾のテーマの「ファンづくり」も同様です。
目指すべき顧客もコンセプトも、経営環境も社員の資質も異なる店にうまく対応出来る万能策はありません。
目的と手法があべこべになると始末が悪い。気の毒なのは社員、やらされ感が強くなるのは当然です。

新規客作りに課題があるのか、それとも固定化がうまくいっていないのか………
現状を素直な目で見つめ、どこに問題があるのかをつかまえた店は、
どの技をどのように使えばいいのかが見えているのです。
自社に適したように技を組み合わせることが出来るのです。

社内に定着しない要因もこれがすべてではありませんが、
取り組みの優先順位が明確になり、業務の重み付けが出来ます。
社員の腑に落ちて、仕事に中に習慣として練り込めると、各種の技が「知得から体得」に変わります。
つまり成果の出る本物になるわけです。


「ファンづくりプロジェクト」のご案内

~ファンづくりとは、基礎体力づくり~
店を「自分の体」に置き換えると、ファンづくりは「基礎体力の強化」にあたります。
基礎体力がなければ、すぐに息切れや筋肉痛など、“いざ”という時、大切な体に支障が出てしまいます。
ファンも基礎体力も、計画的かつ継続的な地道な努力(活動)のもとに築き上げられるものです。
ファンづくりを継続し、定着させる仕組み「ファンづくりプロジェクト」を、一緒に取り組みましょう! 

お問い合わせは担当:株式会社 クエストリー 担当:椛澤(かばさわ)まで。