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2010年06月11日(金)更新

「B級グルメを通じて地域活性化」シンポジウム

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

少し前のことですが、6月2日に「B級グルメを通じて地域活性化」(日本経済新聞社主催)
というシンポジウムが開催されました。当日の講演者は富士宮やきそば学会の渡辺英彦会長、
八戸せんべい汁研究所の木村聡事務局長、愛Bリーグの俵慎一事務局長の3名。

ちなみに、「B級ご当地グルメ」とは地域独特で、安くておいしく、地元に愛されているメニューのこと。
全国各地のご当地グルメが年に一度集まり、グランプリを競い合う祭典が「B-1グランプリ」、
主催は「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(愛Bリーグ)です。

3名の講演者のお話はどれもおもしろく、ブランディングのヒントがいっぱいでした。
当日のノートのメモから抜粋して紹介します。

●知られなければ存在しないといっしょ
●「存在するとは知覚されることである」ジョージ・バーグの言葉
●広告ではなくマスコミを通じての報道が鍵になる
●うまいものがあるのは当たり前、それをどう伝えるかがポイント
●ネーミングの言葉の力が大きい。話題づくりと継続的な情報発信が決め手
●社会的利益と個人の利益、自己実現を兼ね備えた活動を目指すべきである
●新しく作らなくてもよい、まずはいまあるものを見直そう
●新たに創るのではなく、まずいまあるものを「探す」
●モノを売るのではなく、町を売る
●食のまちおこしは、食が先はダメ。飲食店が中心になってやってはいけない
●観光客をターゲットにしてはいけない
●一過性のイベントに終わってしまってはダメ。
●持続性、循環的に地域で続いていかなければ地域ブランドとは言えない。
●行政や業界に頼らずに、一般市民の目線が必要
●メディアに取り上げられやすい仕掛けのひとつ
 地域名+メニュー名+活動団体(厚木シロコロホルモン探検隊、鳥取とうふちくわ総研など)
●地元住民が食べないものに、いまどきの観光客は興味を持たない
●B級グルメと言えば何でも売れるわけではない、そろそろ住み分けが必要
●まず町を元気にしたいという考えがあり、そのツールとしての食。食ありきではない。
●飲食関係者が中心になって取り組むと販促活動だと見られてしまう。
●観光客中心ではなく、地元のお客様を大事にしないと食のまちおこしは成功しない
●まずは自分が楽しむ、やらされ間ではうまくいかない、まずは自分がやると決める
●お金をかけずに汗をかく
●予算ありきの活動が続いたためしはない、使うべきは頭と体。


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